詩の訳注解説をできるだけ物語のように解釈してゆく。中国詩を日本の詩に換えて解釈とする方法では誤訳されることになる。 そして、最終的には、時代背景、社会性、詩人のプロファイルなどを総合的に、それを日本人的な語訳解釈してゆく。 全体把握は同系のHPhttp://chubunkenkyu.byoubu.com/index.htmlを参照してもらいたい。
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九、018卷804_18-1 《和新及第悼亡詩二首 其一》 魚玄機
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説 |
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九、018卷804_18-1 《和新及第悼亡詩二首 其一》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9781 |
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九、018卷804_18-1 《和新及第悼亡詩二首 其一》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9781
(新たに進士の試験に及第したうれしい日に十年前に他界してしまった妻のことを悲しんで作った詩を示されたので、それに和韻した。)
仙界からこの人間の世界へ降りてこられたお方というのは、長く地上に留まることができないということなのでしょう。でもあっという間に、十回も秋をすぎてしまったのでしょう。
きっと今でも鴛鴦が美しい戸張のなかで、お香がなお暖かに匂っております、鸚鵡は籠のなかには、数えていただいたことばを、今もなお忘れずに口にしているでしょう。
朝露にぬれた花ビラは瞳に溢れる恨みの涕のようです。夕方の風に柳の葉が動きます、柳の葉は美しい眉なのに愁いに溢れます。
試験及第で思いが叶い、色美しい朝の雲が消えてしまうように、姿をお隠しになったきり、二度とお姿をおあらわしにならないでしょう。西晋の潘岳は悼亡三首を作りその愛情の豊さを著しましたが、いまのあなた様も悼亡によって潘岳のような白髪頭になられるのでしょう。
卷804_18 【和新及第悼亡詩二首】魚玄機
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魚玄機 全詩 |
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卷804_16 次韻西鄰新居兼乞酒
次韻西鄰新居兼乞酒
一首詩來百度吟,新情字字又聲金。西看已有登垣意,遠望能無化石心。
河漢期賒空極目,瀟湘夢斷罷調琴。況逢寒節添鄉思,叔夜佳醪莫獨斟。
卷804_17 和友人次韻
和友人次韻
何事能銷旅館愁,紅箋開處見銀鉤。蓬山雨灑千峰小,嶰谷風吹萬葉秋。
字字朝看輕碧玉,篇篇夜誦在衾裯。欲將香匣收藏卻,且惜時吟在手頭。
卷804_18-1 和新及第悼亡詩二首 其一
和新及第悼亡詩二首 其一
仙籍人間不久留,片時已過十經秋。鴛鴦帳下香猶暖, 鸚鵡籠中語未休。
朝露綴花如臉恨,晚風欹柳似眉愁。彩雲一去無消息,潘嶽多情欲白頭。
卷804_12 【打球作】魚玄機
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2017年12月20日 |
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卷804_12 【打球作】魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1947
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魚玄機 全詩 |
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卷804_11 春情寄子安
卷804_12 打球作
卷804_13 暮春有感寄友人
卷804_14 冬夜寄溫飛卿
卷804_15 酬李郢夏日釣
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魚玄機《春情寄子安》 |
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訳注解説 |
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漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9725 |
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卷804_12 【打球作】魚玄機
打球作
(ポロでの勝負に籤を売り出す、魚玄機の懇意にしている客筋に対して応援する詩である。古代より、騎馬民族の遊びとして発展してきたものであるが、この頃には競技場としても確立していた)
堅圓凈滑一星流,月杖爭敲未擬休。
堅くてまるい滑らかな球体球がそれはまるで流星を思わせる。馬上から杖でゴールに向けてたたきはじいて、敵味方攻防戦で、休むひまもない。
無滯礙時從撥弄,有遮欄處任鉤留。
停滞することはなく、打っては走り回るのです、周りの欄干の方に撃たれても、そこにはポール留めの柵があるから、飛び出す心配はないのです。
不辭宛轉長隨手,卻恐相將不到頭。
転がっている球体を馬で追っかけ、人が追いかけ、人馬で打って、敵に邪魔されたり、陣地に打ちこまれないようにするのであり、どこまでもボールをたえず手もとに引き付けて、それで敵陣まで行けないことを、むしろ心配するのである。
畢竟入門應始了,願君爭取最前籌。
けっきょく、そのようにして.ゴールにボールを入れると、そこで試合はおわるのです。わたしが応援するあなた様、どうぞ、くじの一等賞を当てられることを願っております。
(打球の作)
堅圓【けんあん】凈滑【じょうかつ】一星流る、月杖 爭ひ敲【たた】き末だ休めんと擬せず。
滯礙【たいがい】の時無く撥弄【はつろう】に從ひ、遮欄【しゃらん】の處有って鉤留【こうりゅう】に任す。
宛轉【あんてん】長く手に随ふを 辭せず、卻って 相將って 頭に到らざるを 恐る。
畢竟【ひっきょう】門に入りて 應に始めて了るべし、願はくば 君 爭取【そうしゅ】せよ 最前籌を。
九、011卷804_11 《春情寄子》 魚玄機
2017年12月19日 |
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九、011卷804_11 《春情寄子》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9725
(情交を重ねた子安に今の思いをよせる。)
そばだった山路に今度は危い石段の路がつづく、この路をのぼるのは苦しい。しばらくでもお別れしてひとりで都へ歸る苦しさはあなたより先に変えるこの思いの方が、心にこたえます。
春になりはじめて、氷の消えた深い谷底の川では、かすかにせせらぎの音が聞こえてきます。
彼方に目をはせると、遠くの峯にはまだ雪がのこっていて、その山の姿はあなたのりっはなお姿を思い出します。
これからのあなたは、春の夜につまらぬ歌を聞いて、酒を呑みすぎて病気になったりしてはいけません。また用もない客をよんで、碁盤をかこんで、夜ふかしもしないでください。
今日は、冷たい冬も最後の日、明日は宜春なのにひとりで旗をすることはうらみにおもいますけれども、お約束いただいたように、月の半ばが満月のころには、またお目にかかることでしょう。
でも、このようなかた時のお別れとはいえ、さしあげるものとしてもちあわせていないので、ここに、涙で洗われた詩を一首一記して、お贈り申しあげます。
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魚玄機 全詩 |
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卷804_11 春情寄子安
卷804_12 打球作
卷804_13 暮春有感寄友人
卷804_14 冬夜寄溫飛卿
卷804_15 酬李郢夏日釣
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魚玄機《春情寄子安》 |
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訳注解説 |
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春情寄子安
(情交を重ねた子安に今の思いをよせる。)
山路欹斜石磴危,不愁行苦苦相思。
そばだった山路に今度は危い石段の路がつづく、この路をのぼるのは苦しい。しばらくでもお別れしてひとりで都へ歸る苦しさはあなたより先に変えるこの思いの方が、心にこたえます。
冰銷遠澗憐清韻,雪遠寒峰想玉姿。
春になりはじめて、氷の消えた深い谷底の川では、かすかにせせらぎの音が聞こえてきます。
莫聽凡歌春病酒,休招閑客夜貪棋。
彼方に目をはせると、遠くの峯にはまだ雪がのこっていて、その山の姿はあなたのりっはなお姿を思い出します。
如松匪石盟長在,比翼連襟會肯遲。
これからのあなたは、春の夜につまらぬ歌を聞いて、酒を呑みすぎて病気になったりしてはいけません。また用もない客をよんで、碁盤をかこんで、夜ふかしもしないでください。
雖恨獨行冬盡日,終期相見月圓時。
今日は、冷たい冬も最後の日、明日は宜春なのにひとりで旗をすることはうらみにおもいますけれども、お約束いただいたように、月の半ばが満月のころには、またお目にかかることでしょう。
別君何物堪持贈,淚落晴光一首詩。
でも、このようなかた時のお別れとはいえ、さしあげるものとしてもちあわせていないので、ここに、涙で洗われた詩を一首一記して、お贈り申しあげます。
(春情、子安に寄す)
山路 欹斜 石磴危し、行くことの苦しきを愁へず 相思に苦しむ。
淡 銷えて遠澗清韻憐み、雪 遠くして寒峰玉姿を想う。
凡歌を聽いて春酒に病むこと莫れ,閑客を招いて夜貪棋をること休【やす】む。
松の如としこと 石に匪らずこと 盟するは長しえに在り,比翼にして連襟 會うこと肯えて遲し。
冬盡きる日に獨り行くを恨むと雖ども,終に期して相い見るは月圓の時。
君に別れるは何物にも持贈に堪えん,淚落ち晴れて光き一首の詩に。
《春情寄子安》 現代語訳と訳註
(本文)
九、集-02【字解集】 6.浣紗廟 7.賣殘牡丹 8.酬李學士寄簟 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9704
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九、集-02【字解集】 6.浣紗廟 7.賣殘牡丹 8.酬李學士寄簟 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9704 |
【字解集】 6.浣紗廟
浣紗廟
吳越相謀計策多,浣紗神女已相和。
一雙笑靨才回面,十萬精兵盡倒戈。
範蠡功成身隱遁,伍胥諫死國消磨。
只今諸暨長江畔,空有青山號苧蘿。
浣紗廟
呉越相謀るに計策多く、浣紗の神女己に相和す。
一雙の笑靨【しょうよう】複に面を回らせば、十萬の精兵 盡く戈を倒【さかしま】にす。
範蠡【はんれい】は 功成って 身 隱遁【いんとんn】し、伍胥【ごしょ】は 諌死【かんし】して 國 消磨す。
只今 諸暨【しょき】長江の畔、空しく青山の苧蘿【ちょら】と號【ごう】する有るのみ。
浣紗廟
1. (お座敷の余興か、書斎で作ったもの、詠史の詩が流行していたので、刺激を受けて作った)
2. 浣紗廟 諸曁(しょき)市城区の南部、苧蘿山のほとりを流れる浦陽江(浣江・浣紗渓・浣浦ともいう)の川岸に西施石(浣紗石)、浣紗廟がある。呉越抗争のころ、越の美女西施がこの渓川で洗濯をしていたとつたえられている。紗はうすぎぬ。浣はすすぐ。せんたくすること。1980年、西施を記念する西施亭が、1990年、西施殿が再建されている。
呉の國と越の国と互いに陰謀して抗争し合っていたときに、この山の下の川縁で洗濯をしていた絶世の美女西施は、范蠡に見出された。それで彼女は越國の復興のために力を合わせると合意したのだ。
3. ・吳越 春秋時代に、今の江蘇省南部を中心にした呉の国(首都は今の蘇州)と、その南方、折江省の紹輿を中心にした越の国(首都は会稽。今の紹興の南)とが相争っていた。
4. ・計策多 それぞれいろんな計略をめぐらしていた。呉には楚の国からのがれてきた伍員が参謀格としてついていたし、越には范蠡が参謀としてついていたが、呉王夫差は越に侵入して、越王祁配をとりこにした。ここから、臥薪嘗胆がうまれる。范蠡は夫差の使臣伯嚭に賄賂を贈って巧みに釈放してもらうと、浣紗の美女西施を夫差のもとへ送った。夫差はその計略にかかって、淫楽にふける一方で、呉員の諌めるのもきかず、兵を北に出して斉を討った。勾践・范蠡はその機会をのがさず、呉を攻め、呉を滅ぼした。
5. ・神女 西施をいう。廟に祭られているから神女といった。美しいということで宿敵を破る力となったこと。多大な評価をするということである。
6. ・相和 范蠡はこの西施とかたく約束をむすんで、呉を滅ぼすために、夫差のところへいってもらったことをいう。
一雙笑靨才回面,十萬精兵盡倒戈。
夫差は彼女のえくぼに魅せられてしまった。そしてさしもの異国の精兵も、彼女のほほえみにうつつをぬかしてしまった王の嬌奢に反感を抱き、軍の統率力は消え、越軍が侵入すると、あっさり祖国に鉾先を替えてしまった。
範蠡功成身隱遁,伍胥諫死國消磨。
こうして越の范蠡は、王の勾践をたすけて、ついに呉を滅ぼす大功をたてた。ただ、この見事に役目をはたしおわった美女をともなって、五湖のほとりへ隠遁してしまった。しかるに、一方、呉王をたすけていた伍子胥の方は、王の日夜をおかぬ亨楽におぼれ、討齊というのに反対して極諌したために死を賜わった。その國はやがて越軍の揉輪のもとに滅ぼされてしまった。
12. ・范蠡 越王勾銭の重臣。
13. ・隠遁 范蠡は、勾践が復仇をとげて凱旋すると、呉の重臣伍負が、斉を討つことに反対して殺されたことを思い、勝利をおさめた勾践のもとにあって、伍員のような運命にめぐりあうこ之を恐れ、西施をつれて隠遁して五湖に泛び、斉にいって大富家となった。
14. ・伍胥背 伍子背(ごししょ)、名は員。もと楚の重臣であった伍奢の子。楚王からその父(伍奢)と兄を殺された彼は、呉にのがれ、前述のように呉王夫差の重臣となったが、夫差が西施の色におぼれ、宮殿を築いて遊楽にふけり、かれは斉(山東省の雄国) への出兵を志したので、これを諌めた。それがかえって夫差の怒りを買い、死を賜わった。死に当たって、自分の首を呉宮の西門にかけさせ、「この目で越軍の入城を見てやる!」といったが、そのとおりに越は侵入し、夫差は殺されて、呉の国は亡びた。
15. ・消磨(しょうま) 消えほろびること。
只今諸暨長江畔,空有青山號苧蘿。
今日では、諸暨(西施の出身地)の大きな河のほとりに、その歴史のなごりをとどめている。ただ、むなしいことは苧羅山と号する山が青々と聳えていて、絶世の美女、西施の跡としては、ただそれだけがあるだけなのだ。
16. ・諸暨 今の新江省の解興の南、諸聾県。近くに浣沙渓がある。
17. ・長江 揚子江ではない。実際には諸盤の近くを北流する浦陽江をさす。大きな河をいう。
18. ・苧羅(ちょら) 山の名。諸暨に近く、その麓が浣紗渓であり、浣紗廟がある。
19. ・號(ごう) 名をつける。いう
20. <参考>西施についての詩
東陽溪中贈答二首その(1) 謝霊運(康楽) 詩<40#1>Ⅱ李白に影響を与えた詩422 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1083
孟浩然・王維・李白に影響を与えた山水詩人、謝霊運 會吟行#3 詩集 354
孟浩然・王維・李白に影響を与えた山水詩人、謝霊運<7> 述祖徳詩 二首(1)序 詩集 364
李白「烏棲曲」
姑蘇台上烏棲時、吳王宮里醉西施。
吳歌楚舞歡未畢、青山猶銜半邊日。
銀箭金壺漏水多、起看秋月墜江波。
東方漸高奈樂何。
旧苑荒台楊柳新、菱歌清唱不勝春。
只今惟有西江月、曾照呉王宮裏人。
李白8 蘇台覧古
李白 9 越中覧古
越王勾践破呉帰、義士還家尽錦衣。
宮女如花満春殿、只今惟有鷓鴣飛。
九、010卷804_10 《閨怨》 魚玄機
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2017年12月16日 |
の紀頌之"6"つの校注Blog |
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767年-180 十七夜對月(卷二○(四)一七五三)注(1196) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9722 |
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巻三-19 合歡詩五首其一-#4(虎嘯谷風起)〔楊 方〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9668 |
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九、010卷804_10 《閨怨》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9697
(今度、夫に遭えたなら、やっぱり自分の方が魅力的な女だと別れたことを後悔するに違いないと思い、願い、希望とすると詠う。)
ある日、漢の古詩にあるように「蘼蕪」を手にいっぱいにとって山を下りると日が西に傾き女は誰にも会わないのです。こちらの女に聞くところによると帰ってこないと思っていた隣の浮気者の夫は帰ってきたというのです。
別れた日は大鳥が北に変える春の日でした。けさ、北に帰っていた雁が、南につがいで飛んでくる。
春に来て秋に去って行く雁には互いのことを思う気持ちがある。秋去るけれど春には來るという書簡に癒されるのは稀の事でいいのです。
貴族の家の南門は閂がされたままで主人は帰ってこない。秋に夫の冬着の準備の砧の音をさせるころ何事もなく薄いとばりを抜けて入ってくるのはその音だけなのです。
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魚玄機 全詩 |
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九、000《魚玄機の全詩 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9578
九、001卷804_1《賦得江邊柳 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9585
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九、003卷804_3《寄國香 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9599
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九、005卷804_5《寄劉尚書 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9613
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九、010卷804_10《閨怨》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9648
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魚玄機《魚玄機の全詩》 |
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訳注解説 |
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漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9578 |
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九、009卷804_9 《情書(書情寄李子安)》 魚玄機
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2017年12月15日 |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説 |
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Ⅰ李白詩(李白集校注) LiveDoor |
746-014-#3 答從弟幼成過西園見贈(卷十九(二)一一一六)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集Blog9713 |
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807年元和二年40歳- 巻一-01§2-2元和聖德詩 #5 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9721 |
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767年-179 十六夜玩月(卷二○(四)一七五二)注(1195) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9715 |
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花間集 訳注解説 (322)回目顧敻巻六40河傳 三首其一 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9702 (12/15) |
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巻三-19 合歡詩五首其一-#3 (虎嘯谷風起)〔楊 方〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9661 |
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九、009卷804_9 《情書(書情寄李子安)》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9690
(こころをこめて李子安さまへ書を寄せます。)
氷をのんでも、あんなに食べにくいキハダを食べても、情炎を消すことできないのです。夜ごとの夢のなかに、あなたとすごした晉水、壺關にいたころのことが毎夜あらわれるのです。
このままだと私だってカササギが落ちて愁いを分けた様「秦鏡」に映しだされてしまう操を守れないかもしれませんよ。また古代舜の時代からの琴を弾くと「南風」がおこり、飛べないわが身をとんでいきたいと思うばかり、大鳥が飛んでいくのを恨むばかりです。
井戸のあたりに植えられている夫婦の象徴のあおぎりの葉が、秋雨に打たれて音をたてています。窓の近くにおいてある燭燈火でさえも、暁け方近くなると、夜明けの冷たい風に消えそうになってしまいます。
帰られるお約束はともかく私への書簡さえも春笠にまで注意してみていてもどこからもなにも言って来ませんね。鳥も、飛脚もだめで、魚書でというなら釣竿を以て日がな一日、青空が夕空に変わるまで釣り糸を垂れましょう。
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魚玄機 全詩 |
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魚玄機《魚玄機の全詩》 |
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九、008卷804_8 《酬李學士寄簟》 魚玄機
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説 |
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九、008卷804_8 《酬李學士寄簟》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9683
(当時は、夏に簟を送られるというのは、何にも代えがたい嬉しいことであった。彼女を思い人とする李学士に貰ったうれしさを詠ったものである。)
りっぱな夏用の簟ござをこの翡翠樓の中で誰もまだで、初めてベッドに敷きました。清らかな水の流れのような模様が、あり、涼しさをよび、さそいます。
ただ、夏は最高のもので、あの雲扇と同じことでいつまでも一緒にいることはできないのです。すがすがしいかぜがふきねけるような秋になればいらないものとなるのでしょうね。どうかその扇や簟のように、このわたくしを見限らないで来てくださいね。お待ちしています。
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魚玄機 全詩 |
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九、007卷804_7 《賣殘牡丹②》 魚玄機
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2017年12月13日 |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説 |
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(牡丹のように咲き誇っていた私は、芸妓として評判を高め、詩文も評価を得ていた。其のボタンも売れ残ればそのうち、凋み落ちてしまうというのが女の「さだめ」であろうが、私自身は、九重の奥か、上林苑に植え替えられることこそふさわしいというものと詠う。)
春の突風が牡丹の花に吹き付ける、盛春のころには咲き誇っていた牡丹の花もなげきをともなって落ちている。かぐわしい花の香りが漂っていたのに知らぬまに、この盛春から、そしてまた、晩春と過ぎていこうとしている。
私には小金が出来ているので安く自分を売ろうとは全く思っていない。そして女としての香り(プライド)、詩文にする才能があるいので、大抵の男は近寄っては来れない。
この私の才力、魅力は九重の奥深い所に大切にしされて濾すふさわしいし、孫蜍そこらの男ならその男に染められるほどにはならないしそこらあたりの路傍にあっても構わない。
若しあんな程度のところでなくて、上林苑のような高貴なところに植えられたものであったなら、もっとお金をもらうことが出来て、貴人の子弟程度のものに買ってもらおうとする恨み言はないというもの。
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魚玄機 全詩 |
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魚玄機《賣殘牡丹》 |
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九、006卷804_6 《浣紗廟》 魚玄機
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2017年12月11日 |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説 |
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九、006卷804_6 《浣紗廟》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9697
(お座敷の余興か、書斎で作ったもの、詠史の詩が流行していたので、刺激を受けて作った)
呉の國と越の国と互いに陰謀して抗争し合っていたときに、この山の下の川縁で洗濯をしていた絶世の美女西施は、范蠡に見出された。それで彼女は越國の復興のために力を合わせると合意したのだ。
夫差は彼女のえくぼに魅せられてしまった。そしてさしもの異国の精兵も、彼女のほほえみにうつつをぬかしてしまった王の嬌奢に反感を抱き、軍の統率力は消え、越軍が侵入すると、あっさり祖国に鉾先を替えてしまった。
こうして越の范蠡は、王の勾践をたすけて、ついに呉を滅ぼす大功をたてた。ただ、この見事に役目をはたしおわった美女をともなって、五湖のほとりへ隠遁してしまった。しかるに、一方、呉王をたすけていた伍子胥の方は、王の日夜をおかぬ亨楽におぼれ、討齊というのに反対して極諌したために死を賜わった。その國はやがて越軍の揉輪のもとに滅ぼされてしまった。
今日では、諸暨(西施の出身地)の大きな河のほとりに、その歴史のなごりをとどめている。ただ、むなしいことは苧羅山と号する山が青々と聳えていて、絶世の美女、西施の跡としては、ただそれだけがあるだけなのだ。
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魚玄機 全詩 |
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九、000《魚玄機の全詩 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9578
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魚玄機《浣 紗 廟》 |
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訳注解説 |
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浣紗廟
(お座敷の余興か、書斎で作ったもの、詠史の詩が流行していたので、刺激を受けて作った)
吳越相謀計策多,浣紗神女已相和。
呉の國と越の国と互いに陰謀して抗争し合っていたときに、この山の下の川縁で洗濯をしていた絶世の美女西施は、范蠡に見出された。それで彼女は越國の復興のために力を合わせると合意したのだ。
一雙笑靨才回面,十萬精兵盡倒戈。
夫差は彼女のえくぼに魅せられてしまった。そしてさしもの異国の精兵も、彼女のほほえみにうつつをぬかしてしまった王の嬌奢に反感を抱き、軍の統率力は消え、越軍が侵入すると、あっさり祖国に鉾先を替えてしまった。 範蠡功成身隱遁,伍胥諫死國消磨。
こうして越の范蠡は、王の勾践をたすけて、ついに呉を滅ぼす大功をたてた。ただ、この見事に役目をはたしおわった美女をともなって、五湖のほとりへ隠遁してしまった。しかるに、一方、呉王をたすけていた伍子胥の方は、王の日夜をおかぬ亨楽におぼれ、討齊というのに反対して極諌したために死を賜わった。その國はやがて越軍の揉輪のもとに滅ぼされてしまった。
只今諸暨長江畔,空有青山號苧蘿。
今日では、諸暨(西施の出身地)の大きな河のほとりに、その歴史のなごりをとどめている。ただ、むなしいことは苧羅山と号する山が青々と聳えていて、絶世の美女、西施の跡としては、ただそれだけがあるだけでなのだ。
浣紗廟
呉越相謀るに計策多く、浣紗の神女己に相和す。
一雙の笑靨【しょうよう】複に面を回らせば、十萬の精兵 盡く戈を倒【さかしま】にす。
範蠡【はんれい】は 功成って 身 隱遁【いんとんn】し、伍胥【ごしょ】は 諌死【かんし】して 國 消磨す。
只今 諸暨【しょき】長江の畔、空しく青山の苧蘿【ちょら】と號【ごう】する有るのみ。
九、集-01【字解集】1.賦得江邊柳 2.贈鄰女 3.浣紗廟 4.寄題錬師 5寄劉尚書 魚玄機
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2017年12月10日 |
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10年のBLOGの集大成 |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説 |
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807年元和二年40歳- 巻一-01元和聖德詩 幷序―(序-3) Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集9686 |
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767年-174巻二二九79 自瀼西荊扉且移居東屯茅屋四首其四(卷二○(四 )頁一七四八)注(1190) Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9680 |
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花間集 訳注解説 (317)回目顧敻巻六36《虞美人六首其三 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9667 (12/10) |
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九、集-01【字解集】1.賦得江邊柳 2.贈鄰女 3.浣紗廟 4.寄題錬師 5寄劉尚書 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9690 |
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九、集-01【字解集】1.賦得江邊柳 2.贈鄰女 3.浣紗廟 4.寄題錬師 5寄劉尚書 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9690
【字解集】1.賦得江邊柳
賦得江邊柳
翠色連荒岸,煙姿入遠樓。
影鋪秋水面,花落釣人頭。
根老藏魚窟,枝低繫客舟。
蕭蕭風雨夜,驚夢復添愁。
(江連の柳を賦し得たり)
翠色 荒岸に連り、煙姿 遠樓に入る。
影は鋪く秋水の面,花は落つ釣人の頭。
根老いて 魚窟を藏し、枝垂れて 客舟を繋ぐ。
蕭蕭たる風雨の夜には、夢を驚かし また愁を添ふ。
賦得江邊柳
1. (折楊柳で別れる“江辺の柳”をお題として詩作を求められて作った詩)
2. 魚玄機:晩唐時代の女流詩人。「長安の花街の娘」が定説とされている。明治の文豪・森鴎外に「魚玄機」が有り夙に知られる。“愛する男性を、侍女から奪われたと思い、咄嗟に殺した。” 強烈な性格は芸者屋の金と色の世界で養育された、とばかりとは言えない。詩にも個性が現れ、唐詩の中でも一閃光る、存在感充分である。
3. ・賦得 「江辺の柳」という題で作ったという意味。題があたえられて作った詩である。
翠色連荒岸,煙姿入遠樓。
もう春の盛りを過ぎるころとなり、柳の葉の緑も色濃く、荒れてものさびしい岸辺にずっとつづいてそよいでいます。春霞も遠く霞んだ柳の並木の彼方に高楼が目に入いります。
4. ・翠色 翠は濃い緑。盛春から晩春にかけての柳葉とかんがえる。青に近い。
5. ・荒岸 (こうがん) さびしい岸べ。
6. ・煙姿 もやにかすんだ柳の木の姿。
影鋪秋水面,花落釣人頭。
秋水を思わせる清らかに澄んだ水面に、はっきりと柳の木の影がうつっています。柳絮の綿帽子が花びらが落ちるようにふわりふわりと、河の岸で釣りをしている人の頭のうえに飛んでいます。
7. ・秋水 1 秋のころの澄みきった水。秋の水。《季 秋》「―に石の柱や浮見堂/虚子」 2 曇りのない、よく研ぎ澄ました刀。
8. ・花 柳絮の種子のわたがとぶさま。晩春。
9. ・釣人(ちようじん) 釣りをしている人。
根老藏魚窟,枝低繫客舟。
古い大きな柳の木の根もとの土手の土が崩れて出来たほら穴が魚どものよい住み家になっているようです。垂れさがった柳の木の枝には、旅の舟がつないであります。
10. ・魚窟 魚の住む穴。
蕭蕭風雨夜,驚夢復添愁。
日も落ちてさびしい雨と風の夜になって柳の木の枝がざわざわと騒がしい音がしています。風雨の音に驚いて夢からさめ、今日も来なかったあの人をおもい、またひとしおさびしいに引き入れられるのです。
11. ・蕭蕭 (しょうしょう) ざわざわと騒がしい音の形容
12. ・愁 さびしさ。
【字解集】2.贈鄰女
贈鄰女
羞日遮羅袖、愁春懶起粧。
易求無價宝、難得有心郎。
枕上潜垂涙、花間暗断腸。
自能窺宋玉、何必恨王昌。
(鄰女に贈る)
日を羞じて羅袖【らしゅう】を遮り、春を愁いて 起きて粧するに懶【】うし。
無價【むか】の宝を求むることは易すきも、有心の郎を得ることは難し。
枕の上に潜【ひそ】かに涙を垂れ、花の間に暗して腸を。断る
自ら能く宋玉を窺い、何ぞ必ず王昌を恨まん。
(限ることの無い思い獨り憐み、枝松に亜ぎんことに吟ずること罷む。)