詩の訳注解説をできるだけ物語のように解釈してゆく。中国詩を日本の詩に換えて解釈とする方法では誤訳されることになる。 そして、最終的には、時代背景、社会性、詩人のプロファイルなどを総合的に、それを日本人的な語訳解釈してゆく。 全体把握は同系のHPhttp://chubunkenkyu.byoubu.com/index.htmlを参照してもらいたい。
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八、2.95 薛濤 《謁巫山廟 》
<2017年11月23日の紀頌之"6"つの校注Blog
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花間集 訳注解説 (301)回目和凝巻六25天仙子二首其一 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9534 (11/23)
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玉-巻三-11 樂府三首其一 豔歌行-#5(扶桑升朝暉) 〔陸 機〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9535
Ⅵ唐代女性論ブログ唐代女性論
八、2.95 薛濤 《謁巫山廟 》 八、2.95 薛濤 《謁巫山廟 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9536
八、2.95 薛濤 《謁巫山廟 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9536
(宋玉「高唐賦」にいう巫山の風景と襄王の夢の出来事をのべたもの)
猿の鳴き聲がみだれてきこえるあたり、宋玉の詠った「楚王の高唐の夢にあらわれて、王と一夜の契りをむすんだという紳女を祭ってある巫山廟」をたずねると、路は霞の奥にわけ入り、かぐわしい草や木の香りが、心をすがすがしくひきしめる。
巫山十二峯の山々の色には、詩人宋玉の「高唐賦」のことがしきりに思い出され、足もとに渦をまいて流れくだっている三峡の急流の音は、秦の白起の軍の侵入によって都を奪われた楚の襄王のことを、あわれみ泣いているように聞こえてくる。
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薛濤詩 |
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95. 謁巫山廟
亂猿啼處訪高唐,路入煙霞草木香。
山色未能忘宋玉,水聲猶是哭襄王。
朝朝夜夜陽台下,為雨為云楚國亡。
惆悵廟前多少柳,春來空斗畫眉長。
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薛濤 94 《謁巫山廟》 |
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訳注解説 |
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漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9536 |
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八、2.82 薛濤 《和李書記席上見贈 》
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2017年11月8日 |
の紀頌之"6"つの校注Blog |
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10年のBLOGの集大成 |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説 |
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757年 s-70擬古,十二首之六(巻二四(二)一三七七) -#1漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9426 |
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花間集 訳注解説 (288)回目 歐陽烱 《巻六 江城子》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9436 (11/08) |
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玉-巻二其七 擬古七首其七( 擬涉江采芙) 陸機 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9430 |
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八、2.82 薛濤 《和李書記席上見贈 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9445
(武擔寺の西の高台で詩を作る。)
この寺に来て天高い秋の空が透き通って鏡の様なのがむなしい気持ちになる。この寺のすべての樓閣は空に聳え美しい姿を写している。
山影の池の水は暗くなっていて暗くなったところから外に向かってカスミが広がる。日が当たっている山は明るく照らされて、落ちかかる日は斜めに照らしている。
鳥は巣に向かい見ている間に次第に遠ざかる。松に吹き付ける風音は聞いている間に次第におさまって聞こえにくくなる。
今日みんなでこうして寺に昇って風流な心意気でこの風景を見る。みんなで多く語らい、談笑しあって、楽しく過ごす。
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薛濤詩 |
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79. 上王尚書
碧玉雙幢白玉郎,初辭天帝下扶桑。
手持云篆題新榜,十萬人家春日長。
80. 段相國游武擔寺病不能從題寄
消瘦翻堪見令公,落花無那恨東風。
儂心猶道青春在,羞看飛蓬石鏡中。
81. 贈段校書
公子翩翩說校書,玉弓金勒紫綃裾。
玄成莫便驕名譽,文采風流定不知。
82. 題武擔寺西臺
秋天如鏡空,樓閣盡玲瓏。
水暗餘霞外,山明落照中。
鳥行看漸遠,松韻聽難窮。
今日登臨意,多歡語笑同。
83. 和段相公登武擔寺西臺
開閣錦城中,餘閑訪梵宮。
九層連晝景,萬象寫秋空。
天半將身到,江長與海通。
提攜出塵土,曾是穆清風。
八、2.22 薛濤 《秋泉 》
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2017年8月24日 |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注 |
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Ⅰ李白詩 |
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745-030-#8巻166-13 鳴皋歌送岑徵君(卷七(一)五○六)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8951 |
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767年-136五律 猿(卷一七(四)一五三二)五律 杜詩詳注( Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8959 |
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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集 不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。 |
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花間集 訳注解説 (231)回目毛文錫巻五06虞美人二首其二》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8954 (08/24) |
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八、2.21 薛濤 《憶荔枝 》
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2017年8月23日 |
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806年-122 先生-巻八-01城南聯句 §11 【韓愈、孟郊】【此首又見張籍集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8946 |
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花間集 訳注解説 (230)回目毛文錫巻五05虞美人二首其一》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8948 (08/23) |
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八、2.20 薛濤 《朱槿花 》
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2017年8月22日 |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注 |
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806年-121 先生-巻八-01城南聯句 §11-2 【韓愈、孟郊】【此首又見張籍集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8940 |
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Ⅲ 杜詩 |
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767年-135五律 鷗(卷一七(四)一五三一)五律 杜詩詳注( Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8953 |
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花間集 訳注解説 (228)回目張泌 《巻五04 蝴蝶兒一首》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8936 |
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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始 |
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Ⅴ.唐五代詞詩・女性 |
・玉臺新詠 |
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薛濤 《金燈花 》
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2017年8月21日 |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注 |
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Ⅰ李白詩 |
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745-030-#5 巻166-13 鳴皋歌送岑徵君(卷七(一)五○六)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8933 |
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Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注 |
806年-120 先生-巻八-01城南聯句 §11 【韓愈、孟郊】【此首又見張籍集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8934 |
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Ⅲ 杜詩 |
詳注 |
767年-134五律 孤雁(卷一七(四)一五三○)五律 杜詩詳注( Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8947 |
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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集 不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。 |
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Ⅳブログ詩集 |
漢・唐・宋詞 |
花間集 訳注解説 (228)回目張泌 《巻五04 蝴蝶兒一首》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8936 |
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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始 |
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Ⅴ.唐五代詞詩・女性 |
・玉臺新詠 |
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八、2.19 薛濤 《金燈花 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ8938
(金燈花)(晩春に咲く金燈花を見て、芸妓の一生をうたうもの、最後に行き着くのは、道觀なのかと詠う)
欄干の端の方から見るとこの花がぱっと開くとその下の葉と茎はシュッシュッとして葉幅が狭く、茎が柔らかなので隠れて見えない。高楼の庭に降りる石段の際の所に、ただ、えんえんとしてあでやかに咲き集まるこの花を見る。
一杯に咲いている花も一つ一つ細やかに見ていくとこれを何かに喩えられるのである、それは、こんなに咲き誇っていてもやがて凋んでいくこの街の女に喩えられ、今朝日に照らされた青城山の上に幾重にも重なってある年増女の往きつくさきの赤城の宮が思われてならない。
薛濤 《柳絮詠 》
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2017年6月20日 |
の紀頌之"6"つの校注Blog |
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10年のBLOGの集大成 |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説 |
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Ⅰ李白詩(李白集校注) LiveDoor |
745-030-#4 巻166-13 鳴皋歌送岑徵君(卷七(一)五○六)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8927 |
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806年-119 先生-巻八-03城南聯句 §10 【韓愈、孟郊】【此首又見張籍集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8928 |
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767年-133五律 鸚鵡(卷一七(四)一五二九)五律 杜詩詳注( Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8941 |
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花間集 訳注解説 (227)回目張泌 《巻五03 河瀆神一首》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8930 |
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八、2.18 薛濤 《柳絮詠 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ8932
春の盛りに風に吹かれて飛ぶ柳絮に儚い女を重ね年を重ねていくことを詠う。
春も二月になれば柳絮が舞う季節になる、若い女たちは、軽やかに踊り微かな香りを残しますが、年を重ねた女の人は相手をする男がいないのです。それが春風に乗ったならふんわり飛んで男の着物にでもくっつけるのです。そうであっても、相手の男の人に女を愛す気持ちが元々ないので会ったらどうしようもないのです。でも、女として、この路に入った以上は南に飛んでいくこともあるだろうし、また北に飛んでいくことだってあるのです。好いた惚れたといってはいけないのです。
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薛濤詩 《柳絮詠》 |
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柳絮詠
春の盛りに風に吹かれて飛ぶ柳絮に儚い女を重ね年を重ねていくことを詠う。
二月楊花輕復微,春風搖蕩惹人衣。
春も二月になれば柳絮が舞う季節になる、若い女たちは、軽やかに踊り微かな香りを残しますが、年を重ねた女の人は相手をする男がいないのです。それが春風に乗ったならふんわり飛んで男の着物にでもくっつけるのです。
他家本是無情物,一向南飛又北飛。
そうであっても、相手の男の人に女を愛す気持ちが元々ないので会ったらどうしようもないのです。でも、女として、この路に入った以上は南に飛んでいくこともあるだろうし、また北に飛んでいくことだってあるのです。好いた惚れたといってはいけないのです。
柳絮
二月の楊花【ようか】は輕やかに 復た微かに,春風は搖蕩【ようとう】して 人の衣を惹【ひ】く。
他家【たか】は本【もとも】と 是れ無情の物なり,一び向うて 南に飛び 又た 北に飛ぶ。
『柳絮詠』 現代語訳と訳註
(本文)
二月楊花輕復微,春風搖蕩惹人衣。
他家本是無情物,一向南飛又北飛。
(下し文)
(柳絮詠)
二月の楊花【ようか】は輕やかに 復た微かに,春風は搖蕩【ようとう】して 人の衣を惹【ひ】く。
他家【たか】は本【もとも】と 是れ無情の物なり,一び向うて 南に飛び 又た 北に飛ぶ。
(現代語訳)
春の盛りに風に吹かれて飛ぶ柳絮に儚い女を重ね年を重ねていくことを詠う。
春も二月になれば柳絮が舞う季節になる、若い女たちは、軽やかに踊り微かな香りを残しますが、年を重ねた女の人は相手をする男がいないのです。それが春風に乗ったならふんわり飛んで男の着物にでもくっつけるのです。
そうであっても、相手の男の人に女を愛す気持ちが元々ないので会ったらどうしようもないのです。でも、女として、この路に入った以上は南に飛んでいくこともあるだろうし、また北に飛んでいくことだってあるのです。好いた惚れたといってはいけないのです。
(訳注)
柳絮
1.(春の盛りに風に吹かれて飛ぶ柳絮に儚い女を重ね年を重ねていくことを詠う。)
2. ・柳絮 白い綿毛のついた柳の種子。また、それが春に飛び漂うこと。女性の浮気心の喩えをいう。
3. この詩も、薛濤自身のことを詠っているのではない。教養も何もなく、男の接待をさせられ、年をかせねていくと相手にもされない。しかし、行楽の季節でお相手をするお客もいない女を見て詠ったものである。
二月楊花輕復微,春風搖蕩惹人衣。
春も二月になれば柳絮が舞う季節になる、若い女たちは、軽やかに踊り微かな香りを残しますが、年を重ねた女の人は相手をする男がいないのです。それが春風に乗ったならふんわり飛んで男の着物にでもくっつけるのです。
4・二月 陰暦二月は現在の三月から四月初めころ。
5・楊花 柳絮の綿帽子。女性の浮気心の喩え
・輕復微 かろやかには上の方を意味し、微かには中間的な高さを云う。性行為の喩えである。
6・春風 春の生産行動。
7・搖蕩 ゆれ動くこと。ゆり動かすこと。動揺。
8・惹人衣 男に携えられていくこと。
他家本是無情物,一向南飛又北飛。
そうであっても、相手の男の人に女を愛す気持ちが元々ないので会ったらどうしようもないのです。でも、女として、この路に入った以上は南に飛んでいくこともあるだろうし、また北に飛んでいくことだってあるのです。好いた惚れたといってはいけないのです。
9・他家 柳絮がくっついた男と人のこと。
10・本是無情物 もともと感情があるわけではない。好かれてくっついたわけではないことを云う。
11・一向 ひとたび向かうこと。つまり、色町の女となった以上はという意味。
12・南飛又北飛 南に飛び、また北に飛ぶ。男の選り好みはできないということ。
【解説】この詩について、ある本では、軽妙なタッチの詠物詩で、これまた春風に舞う柳絮の軽薄なさまが活写されていて、柳絮を“無情の物”ということにより“有情の人”の春愁がきわ立つと解説されているが、表面的なきれいごとのとらえ方で、これでは、薛濤たちのおんなの苦しみは伝わらない。
薛濤 《四友贊 》
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2017年6月19日 |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説 |
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Ⅰ李白詩(李白集校注) LiveDoor |
745-030-#3巻166-13 鳴皋歌送岑徵君(卷七(一)五○六)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8921 |
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806年-118 先生-巻八-02城南聯句 §10 【韓愈、孟郊】【此首又見張籍集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8922 |
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767年-132五律 提封(卷一七(四)一五二七)五律 杜詩詳注( Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8935 |
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花間集 訳注解説 (226)回目張泌 《巻五02 江城子二首 其二 》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8924 |
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玉-巻二26 樂府詩七首 其七西長安行〔傳玄〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 8925 |
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Ⅵ唐代女性論ブログ唐代女性論 |
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(四つの文房具(筆・墨・紙・硯)を讃える。)
墨をするのは硯の丘でそのかたちは先生のおなか、その上で潤沢な色になるまで何度もこすります。それから筆にたっぷりと墨を含ませると鋒都尉の髷と頭のようです。良い硯で磨ったよい墨、良い用紙に良い筆で書を書くことで仲立ちをするとそのあとは暗いことでまったく暗い所で致すだけです。詩文によって草書体の書は畝ってうねってそれからやすみ、そしてやすみます。
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薛濤詩 《四友贊》 |
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四友贊
(四つの文房具(筆・墨・紙・硯)を讃える。)
磨潤色先生之腹,濡藏鋒都尉之頭。
墨をするのは硯の丘でそのかたちは先生のおなか、その上で潤沢な色になるまで何度もこすります。それから筆にたっぷりと墨を含ませると鋒都尉の髷と頭のようです。
引書媒而黯黯,入文畝以休休。
良い硯で磨ったよい墨、良い用紙に良い筆で書を書くことで仲立ちをするとそのあとは暗いことでまったく暗い所で致すだけです。詩文によって草書体の書は畝ってうねってそれからやすみ、そしてやすみます。
(四友【しゆう】の贊)
磨けば色潤わせるは 先生の腹,濡らせば鋒に藏して 都尉の頭。
引書 媒しては 黯黯【あんあん】たりて,入文 畝以って 休休たり。
『四友贊』 現代語訳と訳註
(本文) 四友贊
磨潤色先生之腹,濡藏鋒都尉之頭。
引書媒而黯黯,入文畝以休休。
(下し文)
(四友【しゆう】の贊)
磨けば色潤わせるは 先生の腹,濡らせば鋒に藏して 都尉の頭。
引書 媒しては 黯黯【あんあん】たりて,入文 畝以って 休休たり。
(現代語訳)
(四つの文房具(筆・墨・紙・硯)を讃える。)
墨をするのは硯の丘でそのかたちは先生のおなか、その上で潤沢な色になるまで何度もこすります。それから筆にたっぷりと墨を含ませると鋒都尉の髷と頭のようです。
良い硯で磨ったよい墨、良い用紙に良い筆で書を書くことで仲立ちをするとそのあとは暗いことでまったく暗い所で致すだけです。詩文によって草書体の書は畝ってうねってそれからやすみ、そしてやすみます。
(訳注)
四友贊
1.(四つの文房具(筆・墨・紙・硯)を讃える。暗に、男女の性行為の描写をしつつ、花や文房具にすり替える。下ネタの歌)
2. 四友 1 画題となる四つの花。雪の降るころに咲く玉椿・蝋梅(ろうばい)・水仙・山茶花(さざんか)。また、梅・松・竹・蘭(らん)。 2 四つの文房具。筆・墨・紙・硯(すずり)。 ..
磨潤色先生之腹,濡藏鋒都尉之頭。
墨をするのは硯の丘でそのかたちは先生のおなか、その上で潤沢な色になるまで何度もこすります。それから筆にたっぷりと墨を含ませると鋒都尉の髷と頭のようです。
3. ・磨潤 まさつ、ぬれる。
4. ・濡藏 ・濡:男女が愛情を交わす場面。また、その演出・演技。色模様よりも濃厚で、特に元禄期(1688~1704)に上方の傾城買(けいせいか)い狂言の中で形成された。2 情事。色事。ぬれごとし
藏:1 中にしまっておく。隠して表に現さない。「蔵書・蔵匿/愛蔵・家蔵・死蔵・収蔵・所蔵・退蔵・貯蔵・内蔵・秘蔵・腹蔵・包蔵・埋蔵・冷蔵」
2 物をしまっておく建物。くら。「土蔵・宝蔵」
3 すべてを包括するもの。「経蔵・三蔵・律蔵」
4 大蔵省のこと。「蔵相」
〈くら(ぐら)〉「蔵元/穴蔵・金蔵・米蔵・酒蔵」
[名のり]おさむ・ただ・とし・まさ・よし
薛濤 《詠八十一顆 》
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2017年6月18日 |
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八、2.16 薛濤 《詠八十一顆 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ8920
(男女の円満のことを合歓の樹とその果実に比してを詠う。)
色について比較してみると丹霞山の陰と陽の石のようで、形はというと合浦の宝玉や竹で作った耳輪のようなのです。
その実を開けてみると一房に九粒ありそれが九個あつまっていることがわかり、じっと見つめてみると二つが寄り添っていたり、互いに向き合って張り合っているかのようなのです。
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薛濤詩 《詠八十一顆》 |
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詠八十一顆
(男女の円満のことを合歓の樹とその果実に比してを詠う。)
色比丹霞朝日,形如合浦圓璫。
色について比較してみると丹霞山の陰と陽の石のようで、形はというと合浦の竹で作った耳輪のようなのです。
開時九九知數,見處雙雙頡頏。
その実を開けてみると一房に九粒ありそれが九個あつまっていることがわかり、じっと見つめてみると二つが寄り添っていたり、互いに向き合って張り合っているかのようなのです。
(八十一顆を詠ず)一房九粒が九個の豆を詠う
色は 丹霞【たんか】の朝と日に比し、形は 合浦の圓璫【えんとう】の如し。
開く時は九と九の数の知り、見る處は雙雙【そうそう】し頡頏【きつこう】す。
『詠八十一顆』 現代語訳と訳註
(本文)
色比丹霞朝日,形如合浦圓璫。
開時九九知數,見處雙雙頡頏。
(下し文)
(八十一顆を詠ず)一房九粒が九個の豆を詠う
色は 丹霞【たんか】の朝と日に比し、形は 合浦の圓璫【えんとう】の如し。
開く時は九と九の数の知り、見る處は雙雙【そうそう】し頡頏【きつこう】す。
(現代語訳)
(男女の円満のことを合歓の樹とその果実に比してを詠う。)
色について比較してみると丹霞山の陰と陽の石のようで、形はというと合浦の宝玉や竹で作った耳輪のようなのです。
その実を開けてみると一房に九粒ありそれが九個あつまっていることがわかり、じっと見つめてみると二つが寄り添っていたり、互いに向き合って張り合っているかのようなのです。
(訳注)
詠八十一顆
1.(男女の円満のことを合歓の樹とその果実に比してを詠う。)
2.【解説】お座敷で披露されたもので、男性の喝采を浴びたものであろう。円満な男女の象徴として喩えられる「合歓の木」を男女の性器、閨の事などを連想させる言い回しで歌っている。詩の内容から判断すると年齢が若い時では宴会で披露できるものではないだろう。いずれにしても一年取ってからのものと考える。
3.・八十一 合歓樹の異名マメ科ネムノキ亜科の落葉高木。葉は2回偶数羽状複葉。花は頭状花序的に枝先に集まって夏に咲く。淡紅色のおしべが長く美しい。香りは桃のように甘い。果実は細長く扁平な豆果。マメ科に属するが、マメ亜科に特徴的な蝶形花とは大きく異なり、花弁が目立たない。
イラン、アフガニスタン、中国南部、朝鮮半島、日本の本州・四国・九州[3]に自生する。陽樹であり、荒れ地に最初に侵入するパイオニア的樹木である。河原や雑木林に生え、高さは10mにもなる。芽吹くのは遅いが、成長は他の木と比較すると迅速である。夜になると葉が閉じること(就眠運動)に由来する。漢字名の「合歓木」は、中国においてネムノキが夫婦円満の象徴とされていることから付けられたものである。馬纓花、絨花樹、合昏、夜合、鳥絨
4.・顆 果実、この場合豆。
色比丹霞朝日,形如合浦圓璫。
色について比較してみると丹霞山の陰と陽の石のようで、形はというと合浦の宝玉と竹で作った耳輪のようなのです。
5.・丹霞 丹霞山(たんかさん)は、中華人民共和国(中国)の山である。主峰の標高は618 mである。広東省韶関市近郊にあり、赤みがかった砂岩が長い間の侵食作用を受けて美しい曲線美や際立った断崖を形成しており、丹霞地形という地理用語の由来にもなった。山の名前は、林立する赤い断崖が「丹(あか)い霞」のように見えたことに由来するという。
丹霞山世界地質公園として2004年に最初に世界ジオパークに認定された場所のひとつで、世界遺産「中国丹霞」の一部でもある。印象的な景観は散策で楽しめるだけでなく、その間を縫うようにして流れている川を使って小舟で遊覧しても楽しめる。
様々な奇観がある。殊によく知られているのが、男根に似ている陽元石(「男性の石」の意味)という石柱や女陰を思わせる陰元石などで、女性の胸部を思わせる2箇所の突き出た岩も踏まえて、「3つのロマンティック・ストーン」などといわれ、丹霞山が「ヌード自然公園」 (Nude Natural Park) との異名をとる理由になっている。
6.・朝日 陰と陽ということ。陰元石と陽元石。
7.・合浦 合浦郡は、今の広東省廉江県の西、南は東京湾の清潜な水にのぞむ。珠を産す。
8.・圓璫 まるいみみかざり。この語も女性性器をあらわす言葉。
丹霞と合浦は五嶺山脈を越えてある所であり、いわゆる蠻とされていたところ、女性性器をあらわす言葉でもある。
9.・合浦固嗜(がっはのえんとう) 合浦郡は、今の広東省廉江県の西、南は東京湾の清潜な水にのぞむ。珠を産す。「後漢書」の「循吏伝」 の孟嘗の条に、孟嘗はあざなを伯周という。合酒の太守となる。郡、穀実を産せず、而して海には珠宝を出す〈先の時の宰守、並びに貪碗多く、人を詭きて採求し、紀極を知らず。珠、つひにようやく交址の郡界に徒る。嘗、官に到るや、前弊を革易し、民の病利を求む。
曽ち末だ歳を餓えずして、去珠復た選ると。「合浦珠還」 の故事である。ここは、種子粒が、その合滞産の珠で作られたまるい耳飾のような形をしている意。塔は、耳飾りの意。慨靖を「全唐詩」では箕管(うんとう)に作る。箕蜜ならば湖南産の巨大な竹であるが、とらぬ。
開時九九知數,見處雙雙頡頏。
その実を開けてみると一房に九粒ありそれが九個あつまっていることがわかり、じっと見つめてみると二つが寄り添っていたり、互いに向き合って張り合っているかのようなのです。
10.・八十一顎 顎は粒である。種子の数と思われる。今、合歓樹の説明を辞書で読むと、「茸料、落葉喬木、高さ、一丈あまり、葉は羽状の複葉、あまたの小葉より成る、小薬は夜になると合わさる。夏、こずえに小さい花を開く、雄蕊が多くて長く赤みがかった色をしている。花は後に実をむすび、大きな英をつくる。合昔、夜合、馬控花などの異名がある」と。この合歓樹のことではないかと思う。
圓璫 圓形玉耳環
11.・九九 八十一個。かならずしもそのとおりの数ではあるまいが、多いので俗に八十一個英の中にあるというのであろう。
12.・雙雙(そうそう) 小葉がむかいあっていることをいうのであろう。
13.・頡頏(きっこう) たがいに張り合っている。
この二句の語は閨情語であるためその詳しい解釈については述べない。
浣花亭陪川主王播相公暨僚同賦早菊
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2017年6月17日 |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説 |
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八、2.15 薛濤 《浣花亭陪川主王播相公暨僚同賦早菊 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ8914 |
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八、2.15 薛濤 《浣花亭陪川主王播相公暨僚同賦早菊 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ8914
(浣花亭において剣南西川節度使韋皐様に陪して王播相公さまと暨といわれる同行の方と同に「早菊」を賦す)
西方に慰問に行くご命令を終わるようなご命令をいただき、帰ってまいりました。東の垣根から再び太陽が上がり始めたことに感激いたしています。
緑の花が咲き、初めてこの花に涙の露をそそいだのです。金燈花の蕊には半分の露を落とし含んだのです。
私でよければなんにでも登用していただければと思っており、どうして一緒になって薫り高い草草を刈り集めることにかぎません。
お酒を注いでいただいたり注がせていただく、ここの浣花亭の酒や料理の出る宴席でなくてもいいのです。むしろ今心配なのは豺狼などの異民族の脅威があるだけなのです。
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薛濤詩 《浣花亭陪川主王播相公暨僚同賦早菊》 |
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浣花亭陪川主王播相公暨僚同賦早菊
(浣花亭において剣南西川節度使韋皐様に陪して王播相公さまと暨といわれる同行の方と同に「早菊」を賦す)
西陸行終令,東籬始再陽。
西方に慰問に行くご命令を終わるようなご命令をいただき、帰ってまいりました。東の垣根から再び太陽が上がり始めたことに感激いたしています。
綠英初濯露,金蕊半含霜。
緑の花が咲き、初めてこの花に涙の露をそそいだのです。金燈花の蕊には半分の露を落とし含んだのです。
自有兼材用,那同眾草芳。
私でよければなんにでも登用していただければと思っており、どうして一緒になって薫り高い草草を刈り集めることにかぎません。
獻酬樽俎外,寧有懼豺狼。
お酒を注いでいただいたり注がせていただく、ここの浣花亭の酒や料理の出る宴席でなくてもいいのです。むしろ今心配なのは豺狼などの異民族の脅威があるだけなのです。
(浣花亭、川主、王播相公、暨僚と陪し、同【とも】に「早菊」を賦す)
西陸 行 終ら令め,東籬 再び陽を始める。
綠英 初めて露を濯ぎ,金蕊 半ば霜を含む。
自ら兼材の用る有り,那ぞ同【とも】に草芳を眾す。
獻酬して樽俎の外,寧ろ豺狼を懼る有る。
『浣花亭陪川主王播相公暨僚同賦早菊』 現代語訳と訳註
(本文)
西陸行終令,東籬始再陽。
綠英初濯露,金蕊半含霜。
自有兼材用,那同眾草芳。
獻酬樽俎外,寧有懼豺狼。
(下し文)
(浣花亭、川主、王播相公、暨僚と陪し、同【とも】に「早菊」を賦す)
西陸 行 終ら令め,東籬 再び陽を始める。
綠英 初めて露を濯ぎ,金蕊 半ば霜を含む。
自ら兼材の用る有り,那ぞ同【とも】に草芳を眾す。
獻酬して樽俎の外,寧ろ豺狼を懼る有る。
(現代語訳)
(浣花亭において剣南西川節度使韋皐様に陪して王播相公さまと暨といわれる同行の方と同に「早菊」を賦す)
西方に慰問に行くご命令を終わるようなご命令をいただき、帰ってまいりました。東の垣根から再び太陽が上がり始めたことに感激いたしています。
緑の花が咲き、初めてこの花に涙の露をそそいだのです。金燈花の蕊には半分の露を落とし含んだのです。
私でよければなんにでも登用していただければと思っており、どうして一緒になって薫り高い草草を刈り集めることにかぎません。
お酒を注いでいただいたり注がせていただく、ここの浣花亭の酒や料理の出る宴席でなくてもいいのです。むしろ今心配なのは豺狼などの異民族の脅威があるだけなのです。