詩の訳注解説をできるだけ物語のように解釈してゆく。中国詩を日本の詩に換えて解釈とする方法では誤訳されることになる。 そして、最終的には、時代背景、社会性、詩人のプロファイルなどを総合的に、それを日本人的な語訳解釈してゆく。 全体把握は同系のHPhttp://chubunkenkyu.byoubu.com/index.htmlを参照してもらいたい。
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九、集-02【字解集】 6.浣紗廟 7.賣殘牡丹 8.酬李學士寄簟 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9704
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九、集-02【字解集】 6.浣紗廟 7.賣殘牡丹 8.酬李學士寄簟 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9704 |
【字解集】 6.浣紗廟
浣紗廟
吳越相謀計策多,浣紗神女已相和。
一雙笑靨才回面,十萬精兵盡倒戈。
範蠡功成身隱遁,伍胥諫死國消磨。
只今諸暨長江畔,空有青山號苧蘿。
浣紗廟
呉越相謀るに計策多く、浣紗の神女己に相和す。
一雙の笑靨【しょうよう】複に面を回らせば、十萬の精兵 盡く戈を倒【さかしま】にす。
範蠡【はんれい】は 功成って 身 隱遁【いんとんn】し、伍胥【ごしょ】は 諌死【かんし】して 國 消磨す。
只今 諸暨【しょき】長江の畔、空しく青山の苧蘿【ちょら】と號【ごう】する有るのみ。
浣紗廟
1. (お座敷の余興か、書斎で作ったもの、詠史の詩が流行していたので、刺激を受けて作った)
2. 浣紗廟 諸曁(しょき)市城区の南部、苧蘿山のほとりを流れる浦陽江(浣江・浣紗渓・浣浦ともいう)の川岸に西施石(浣紗石)、浣紗廟がある。呉越抗争のころ、越の美女西施がこの渓川で洗濯をしていたとつたえられている。紗はうすぎぬ。浣はすすぐ。せんたくすること。1980年、西施を記念する西施亭が、1990年、西施殿が再建されている。
呉の國と越の国と互いに陰謀して抗争し合っていたときに、この山の下の川縁で洗濯をしていた絶世の美女西施は、范蠡に見出された。それで彼女は越國の復興のために力を合わせると合意したのだ。
3. ・吳越 春秋時代に、今の江蘇省南部を中心にした呉の国(首都は今の蘇州)と、その南方、折江省の紹輿を中心にした越の国(首都は会稽。今の紹興の南)とが相争っていた。
4. ・計策多 それぞれいろんな計略をめぐらしていた。呉には楚の国からのがれてきた伍員が参謀格としてついていたし、越には范蠡が参謀としてついていたが、呉王夫差は越に侵入して、越王祁配をとりこにした。ここから、臥薪嘗胆がうまれる。范蠡は夫差の使臣伯嚭に賄賂を贈って巧みに釈放してもらうと、浣紗の美女西施を夫差のもとへ送った。夫差はその計略にかかって、淫楽にふける一方で、呉員の諌めるのもきかず、兵を北に出して斉を討った。勾践・范蠡はその機会をのがさず、呉を攻め、呉を滅ぼした。
5. ・神女 西施をいう。廟に祭られているから神女といった。美しいということで宿敵を破る力となったこと。多大な評価をするということである。
6. ・相和 范蠡はこの西施とかたく約束をむすんで、呉を滅ぼすために、夫差のところへいってもらったことをいう。
一雙笑靨才回面,十萬精兵盡倒戈。
夫差は彼女のえくぼに魅せられてしまった。そしてさしもの異国の精兵も、彼女のほほえみにうつつをぬかしてしまった王の嬌奢に反感を抱き、軍の統率力は消え、越軍が侵入すると、あっさり祖国に鉾先を替えてしまった。
範蠡功成身隱遁,伍胥諫死國消磨。
こうして越の范蠡は、王の勾践をたすけて、ついに呉を滅ぼす大功をたてた。ただ、この見事に役目をはたしおわった美女をともなって、五湖のほとりへ隠遁してしまった。しかるに、一方、呉王をたすけていた伍子胥の方は、王の日夜をおかぬ亨楽におぼれ、討齊というのに反対して極諌したために死を賜わった。その國はやがて越軍の揉輪のもとに滅ぼされてしまった。
12. ・范蠡 越王勾銭の重臣。
13. ・隠遁 范蠡は、勾践が復仇をとげて凱旋すると、呉の重臣伍負が、斉を討つことに反対して殺されたことを思い、勝利をおさめた勾践のもとにあって、伍員のような運命にめぐりあうこ之を恐れ、西施をつれて隠遁して五湖に泛び、斉にいって大富家となった。
14. ・伍胥背 伍子背(ごししょ)、名は員。もと楚の重臣であった伍奢の子。楚王からその父(伍奢)と兄を殺された彼は、呉にのがれ、前述のように呉王夫差の重臣となったが、夫差が西施の色におぼれ、宮殿を築いて遊楽にふけり、かれは斉(山東省の雄国) への出兵を志したので、これを諌めた。それがかえって夫差の怒りを買い、死を賜わった。死に当たって、自分の首を呉宮の西門にかけさせ、「この目で越軍の入城を見てやる!」といったが、そのとおりに越は侵入し、夫差は殺されて、呉の国は亡びた。
15. ・消磨(しょうま) 消えほろびること。
只今諸暨長江畔,空有青山號苧蘿。
今日では、諸暨(西施の出身地)の大きな河のほとりに、その歴史のなごりをとどめている。ただ、むなしいことは苧羅山と号する山が青々と聳えていて、絶世の美女、西施の跡としては、ただそれだけがあるだけなのだ。
16. ・諸暨 今の新江省の解興の南、諸聾県。近くに浣沙渓がある。
17. ・長江 揚子江ではない。実際には諸盤の近くを北流する浦陽江をさす。大きな河をいう。
18. ・苧羅(ちょら) 山の名。諸暨に近く、その麓が浣紗渓であり、浣紗廟がある。
19. ・號(ごう) 名をつける。いう
20. <参考>西施についての詩
東陽溪中贈答二首その(1) 謝霊運(康楽) 詩<40#1>Ⅱ李白に影響を与えた詩422 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1083
孟浩然・王維・李白に影響を与えた山水詩人、謝霊運 會吟行#3 詩集 354
孟浩然・王維・李白に影響を与えた山水詩人、謝霊運<7> 述祖徳詩 二首(1)序 詩集 364
李白「烏棲曲」
姑蘇台上烏棲時、吳王宮里醉西施。
吳歌楚舞歡未畢、青山猶銜半邊日。
銀箭金壺漏水多、起看秋月墜江波。
東方漸高奈樂何。
旧苑荒台楊柳新、菱歌清唱不勝春。
只今惟有西江月、曾照呉王宮裏人。
李白8 蘇台覧古
李白 9 越中覧古
越王勾践破呉帰、義士還家尽錦衣。
宮女如花満春殿、只今惟有鷓鴣飛。
九、010卷804_10 《閨怨》 魚玄機
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(今度、夫に遭えたなら、やっぱり自分の方が魅力的な女だと別れたことを後悔するに違いないと思い、願い、希望とすると詠う。)
ある日、漢の古詩にあるように「蘼蕪」を手にいっぱいにとって山を下りると日が西に傾き女は誰にも会わないのです。こちらの女に聞くところによると帰ってこないと思っていた隣の浮気者の夫は帰ってきたというのです。
別れた日は大鳥が北に変える春の日でした。けさ、北に帰っていた雁が、南につがいで飛んでくる。
春に来て秋に去って行く雁には互いのことを思う気持ちがある。秋去るけれど春には來るという書簡に癒されるのは稀の事でいいのです。
貴族の家の南門は閂がされたままで主人は帰ってこない。秋に夫の冬着の準備の砧の音をさせるころ何事もなく薄いとばりを抜けて入ってくるのはその音だけなのです。
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九、009卷804_9 《情書(書情寄李子安)》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9690
(こころをこめて李子安さまへ書を寄せます。)
氷をのんでも、あんなに食べにくいキハダを食べても、情炎を消すことできないのです。夜ごとの夢のなかに、あなたとすごした晉水、壺關にいたころのことが毎夜あらわれるのです。
このままだと私だってカササギが落ちて愁いを分けた様「秦鏡」に映しだされてしまう操を守れないかもしれませんよ。また古代舜の時代からの琴を弾くと「南風」がおこり、飛べないわが身をとんでいきたいと思うばかり、大鳥が飛んでいくのを恨むばかりです。
井戸のあたりに植えられている夫婦の象徴のあおぎりの葉が、秋雨に打たれて音をたてています。窓の近くにおいてある燭燈火でさえも、暁け方近くなると、夜明けの冷たい風に消えそうになってしまいます。
帰られるお約束はともかく私への書簡さえも春笠にまで注意してみていてもどこからもなにも言って来ませんね。鳥も、飛脚もだめで、魚書でというなら釣竿を以て日がな一日、青空が夕空に変わるまで釣り糸を垂れましょう。
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九、008卷804_8 《酬李學士寄簟》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9683
(当時は、夏に簟を送られるというのは、何にも代えがたい嬉しいことであった。彼女を思い人とする李学士に貰ったうれしさを詠ったものである。)
りっぱな夏用の簟ござをこの翡翠樓の中で誰もまだで、初めてベッドに敷きました。清らかな水の流れのような模様が、あり、涼しさをよび、さそいます。
ただ、夏は最高のもので、あの雲扇と同じことでいつまでも一緒にいることはできないのです。すがすがしいかぜがふきねけるような秋になればいらないものとなるのでしょうね。どうかその扇や簟のように、このわたくしを見限らないで来てくださいね。お待ちしています。
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(牡丹のように咲き誇っていた私は、芸妓として評判を高め、詩文も評価を得ていた。其のボタンも売れ残ればそのうち、凋み落ちてしまうというのが女の「さだめ」であろうが、私自身は、九重の奥か、上林苑に植え替えられることこそふさわしいというものと詠う。)
春の突風が牡丹の花に吹き付ける、盛春のころには咲き誇っていた牡丹の花もなげきをともなって落ちている。かぐわしい花の香りが漂っていたのに知らぬまに、この盛春から、そしてまた、晩春と過ぎていこうとしている。
私には小金が出来ているので安く自分を売ろうとは全く思っていない。そして女としての香り(プライド)、詩文にする才能があるいので、大抵の男は近寄っては来れない。
この私の才力、魅力は九重の奥深い所に大切にしされて濾すふさわしいし、孫蜍そこらの男ならその男に染められるほどにはならないしそこらあたりの路傍にあっても構わない。
若しあんな程度のところでなくて、上林苑のような高貴なところに植えられたものであったなら、もっとお金をもらうことが出来て、貴人の子弟程度のものに買ってもらおうとする恨み言はないというもの。
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巻三 【字解集】 14.爲顧彦先贈婦往反四首 18.雜詩一首 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻二ブログ 9640 |
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九、007卷804_7 《賣殘牡丹 》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9676
(自分の知性、才力を理解できない花園に咲く牡丹は売れ残るものもでるが、もし、そうした能力を評価し、理解する力がある花園に植えられた者であれば身に余る評価を受けたであろう、今度会ったならそのことを後悔することであろう。)
春の突風が牡丹の花に吹き付ける晩秋の季節には咲き誇っていた牡丹の花もなげきをともなって落ちている。かぐわしい花の香りが漂っていたのに知らぬまに、この盛春、そしてまた、晩春と過ぎていこうとしている。
私は評価を受け、ある程度の小金を蓄積出来ているので、いまさら、安く自分を売ろうとは全く思っていない。そして女としての香り(プライド)、詩文にする才能があるので、生半可の男は近寄っては来ることはできない。
この私の性的な魅力は九重の奥深い所に大切にされるほどのものである。そこいらの男なら、その男の意に染められることなどありはしない、だから、今、そこらあたりの路傍にあったとしても、今は構わないことである。
このボタンが例えば、そこらの庭に根を張ったのではなく、天子の上林御苑高貴なところに植えられたものであったなら、もっとお金をもらうことが出来るであろうし、王族、貴人の子弟程度のものに買ってもらおうとする恨み言はなかったのである。
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魚玄機 全詩 |
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九、000《魚玄機の全詩 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9578
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魚玄機《賣殘牡丹》 |
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全唐詩 卷804_7 【賣殘牡丹】魚玄機
九、006卷804_6 《浣紗廟》 魚玄機
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九、006卷804_6 《浣紗廟》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9697
(お座敷の余興か、書斎で作ったもの、詠史の詩が流行していたので、刺激を受けて作った)
呉の國と越の国と互いに陰謀して抗争し合っていたときに、この山の下の川縁で洗濯をしていた絶世の美女西施は、范蠡に見出された。それで彼女は越國の復興のために力を合わせると合意したのだ。
夫差は彼女のえくぼに魅せられてしまった。そしてさしもの異国の精兵も、彼女のほほえみにうつつをぬかしてしまった王の嬌奢に反感を抱き、軍の統率力は消え、越軍が侵入すると、あっさり祖国に鉾先を替えてしまった。
こうして越の范蠡は、王の勾践をたすけて、ついに呉を滅ぼす大功をたてた。ただ、この見事に役目をはたしおわった美女をともなって、五湖のほとりへ隠遁してしまった。しかるに、一方、呉王をたすけていた伍子胥の方は、王の日夜をおかぬ亨楽におぼれ、討齊というのに反対して極諌したために死を賜わった。その國はやがて越軍の揉輪のもとに滅ぼされてしまった。
今日では、諸暨(西施の出身地)の大きな河のほとりに、その歴史のなごりをとどめている。ただ、むなしいことは苧羅山と号する山が青々と聳えていて、絶世の美女、西施の跡としては、ただそれだけがあるだけなのだ。
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浣紗廟
(お座敷の余興か、書斎で作ったもの、詠史の詩が流行していたので、刺激を受けて作った)
吳越相謀計策多,浣紗神女已相和。
呉の國と越の国と互いに陰謀して抗争し合っていたときに、この山の下の川縁で洗濯をしていた絶世の美女西施は、范蠡に見出された。それで彼女は越國の復興のために力を合わせると合意したのだ。
一雙笑靨才回面,十萬精兵盡倒戈。
夫差は彼女のえくぼに魅せられてしまった。そしてさしもの異国の精兵も、彼女のほほえみにうつつをぬかしてしまった王の嬌奢に反感を抱き、軍の統率力は消え、越軍が侵入すると、あっさり祖国に鉾先を替えてしまった。 範蠡功成身隱遁,伍胥諫死國消磨。
こうして越の范蠡は、王の勾践をたすけて、ついに呉を滅ぼす大功をたてた。ただ、この見事に役目をはたしおわった美女をともなって、五湖のほとりへ隠遁してしまった。しかるに、一方、呉王をたすけていた伍子胥の方は、王の日夜をおかぬ亨楽におぼれ、討齊というのに反対して極諌したために死を賜わった。その國はやがて越軍の揉輪のもとに滅ぼされてしまった。
只今諸暨長江畔,空有青山號苧蘿。
今日では、諸暨(西施の出身地)の大きな河のほとりに、その歴史のなごりをとどめている。ただ、むなしいことは苧羅山と号する山が青々と聳えていて、絶世の美女、西施の跡としては、ただそれだけがあるだけでなのだ。
浣紗廟
呉越相謀るに計策多く、浣紗の神女己に相和す。
一雙の笑靨【しょうよう】複に面を回らせば、十萬の精兵 盡く戈を倒【さかしま】にす。
範蠡【はんれい】は 功成って 身 隱遁【いんとんn】し、伍胥【ごしょ】は 諌死【かんし】して 國 消磨す。
只今 諸暨【しょき】長江の畔、空しく青山の苧蘿【ちょら】と號【ごう】する有るのみ。
九、集-01【字解集】1.賦得江邊柳 2.贈鄰女 3.浣紗廟 4.寄題錬師 5寄劉尚書 魚玄機
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九、集-01【字解集】1.賦得江邊柳 2.贈鄰女 3.浣紗廟 4.寄題錬師 5寄劉尚書 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9690 |
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九、集-01【字解集】1.賦得江邊柳 2.贈鄰女 3.浣紗廟 4.寄題錬師 5寄劉尚書 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9690
【字解集】1.賦得江邊柳
賦得江邊柳
翠色連荒岸,煙姿入遠樓。
影鋪秋水面,花落釣人頭。
根老藏魚窟,枝低繫客舟。
蕭蕭風雨夜,驚夢復添愁。
(江連の柳を賦し得たり)
翠色 荒岸に連り、煙姿 遠樓に入る。
影は鋪く秋水の面,花は落つ釣人の頭。
根老いて 魚窟を藏し、枝垂れて 客舟を繋ぐ。
蕭蕭たる風雨の夜には、夢を驚かし また愁を添ふ。
賦得江邊柳
1. (折楊柳で別れる“江辺の柳”をお題として詩作を求められて作った詩)
2. 魚玄機:晩唐時代の女流詩人。「長安の花街の娘」が定説とされている。明治の文豪・森鴎外に「魚玄機」が有り夙に知られる。“愛する男性を、侍女から奪われたと思い、咄嗟に殺した。” 強烈な性格は芸者屋の金と色の世界で養育された、とばかりとは言えない。詩にも個性が現れ、唐詩の中でも一閃光る、存在感充分である。
3. ・賦得 「江辺の柳」という題で作ったという意味。題があたえられて作った詩である。
翠色連荒岸,煙姿入遠樓。
もう春の盛りを過ぎるころとなり、柳の葉の緑も色濃く、荒れてものさびしい岸辺にずっとつづいてそよいでいます。春霞も遠く霞んだ柳の並木の彼方に高楼が目に入いります。
4. ・翠色 翠は濃い緑。盛春から晩春にかけての柳葉とかんがえる。青に近い。
5. ・荒岸 (こうがん) さびしい岸べ。
6. ・煙姿 もやにかすんだ柳の木の姿。
影鋪秋水面,花落釣人頭。
秋水を思わせる清らかに澄んだ水面に、はっきりと柳の木の影がうつっています。柳絮の綿帽子が花びらが落ちるようにふわりふわりと、河の岸で釣りをしている人の頭のうえに飛んでいます。
7. ・秋水 1 秋のころの澄みきった水。秋の水。《季 秋》「―に石の柱や浮見堂/虚子」 2 曇りのない、よく研ぎ澄ました刀。
8. ・花 柳絮の種子のわたがとぶさま。晩春。
9. ・釣人(ちようじん) 釣りをしている人。
根老藏魚窟,枝低繫客舟。
古い大きな柳の木の根もとの土手の土が崩れて出来たほら穴が魚どものよい住み家になっているようです。垂れさがった柳の木の枝には、旅の舟がつないであります。
10. ・魚窟 魚の住む穴。
蕭蕭風雨夜,驚夢復添愁。
日も落ちてさびしい雨と風の夜になって柳の木の枝がざわざわと騒がしい音がしています。風雨の音に驚いて夢からさめ、今日も来なかったあの人をおもい、またひとしおさびしいに引き入れられるのです。
11. ・蕭蕭 (しょうしょう) ざわざわと騒がしい音の形容
12. ・愁 さびしさ。
【字解集】2.贈鄰女
贈鄰女
羞日遮羅袖、愁春懶起粧。
易求無價宝、難得有心郎。
枕上潜垂涙、花間暗断腸。
自能窺宋玉、何必恨王昌。
(鄰女に贈る)
日を羞じて羅袖【らしゅう】を遮り、春を愁いて 起きて粧するに懶【】うし。
無價【むか】の宝を求むることは易すきも、有心の郎を得ることは難し。
枕の上に潜【ひそ】かに涙を垂れ、花の間に暗して腸を。断る
自ら能く宋玉を窺い、何ぞ必ず王昌を恨まん。
(限ることの無い思い獨り憐み、枝松に亜ぎんことに吟ずること罷む。)
九、005卷804_5 《寄劉尚書 》 魚玄機
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2017年12月9日 |
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九、005卷804_5 《寄劉尚書 》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9683
(劉尚書は、劉瞻をいう。河東の節度使であった当時、その徳をたたえて贈ったもの。)
八座の長官が、勇猛果敢の強い軍隊を統轄、おかげで民は、どこもかしこも今さらのように平和の歌を楽しんでいます。
汾水流域は三月の長雨、晋水の辺には百花繚乱、昭義軍のおかげで、平和そのものの自然があふれています。
犯罪をおかす者などもなく、長い間獄舎が空いたままという。戦乱もなく、兵器も、武器庫の中で塵をかぶったままという。
儒者や僧侶までが宴席で「子夜歌」歌います。高貴な旅人が赤い毛氈の上で舞う妓女をみてよわれています。
みごとな文章や詩歌を、どこにいってもつくられると。詩書を座右にして手放すことはないという文人と聞き及んでいます。
わたしのようなわずかな才能の者でも、よく引立てくださいます。中流の食生活のものたちは皆、心からありがたく思っております。
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2017年12月8日 |
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九、004卷804_4 《寄題錬師 》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9676
(元芸妓で女道士の鎌師を題にした詩を彼女に寄せたもの)
色美しい霞を裁って衣とした道衣を身につけ、焚きこめた香の匂いをただよわせながら、単衣の帷の奥からあらわれた姿は、神秘的ですてきな姿です。
薄絹に木芙蓉の花と葉が鮮やかに色濃い模様の美しい、とばりの向こうに庭の山水が映っていて、霞模様の着物がまれにみえている。
庭さきに出た彼女は、足をとめてじっと鶯の聾の美しさに聞きほれているようです、また軒につるした籠をあけて、鶴を自由な空へ飛びたたせたりしています。
のどかな春の日、高楼の座敷で昼寝のゆっくりした夢からさめました、もう夕暮れちかくになっていて、春雨がしとしと降っているのです。
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