詩の訳注解説をできるだけ物語のように解釈してゆく。中国詩を日本の詩に換えて解釈とする方法では誤訳されることになる。 そして、最終的には、時代背景、社会性、詩人のプロファイルなどを総合的に、それを日本人的な語訳解釈してゆく。 全体把握は同系のHPhttp://chubunkenkyu.byoubu.com/index.htmlを参照してもらいたい。
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九、042卷804_39 《寓言 》 魚玄機
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説 |
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九、042卷804_39 《寓言 》 魚玄機 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ10021
(いつもふと考えるのは、おんなというものは、春の景色を産む、草木花鳥の華やかな時が一番なのか、それを過ぎれば、曠朗で一人さびしく、月明かりに、虹に、希望を持って生きるという事になるのか。)
紅い桃の花がが、あちらでも、こちらでも、春景色にしてくれる。青色がましている柳のむこうに月の光にてらされた家々がある。
高殿の上では、夜の新しい化粧も美しく待っている女がいる。その楼には部屋にひとりで、いつまでも坐ったきり、思わせぶりな態度の男を待っている。
月明かりのもとに池のはす葉、魚がたわむれて泳いでいる。大空に大きく虹がかかって、かささぎが聾をたてて、鳴いている。きっといいことがあるのでしょう。
人世は、そのように、悲しみと喜びとが春の夜
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魚玄機 全詩 訳注解説 |
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卷804_36 《代人悼亡
曾睹夭桃想玉姿,帶風楊柳認蛾眉。
珠歸龍窟知誰見,鏡在鸞臺話向誰。
從此夢悲煙雨夜,不堪吟苦寂寥時。
西山日落東山月,恨想無因有了期。
卷804_37 《和人
茫茫九陌無知己,暮去朝來典繡衣。
寶匣鏡昏蟬鬢亂,博山爐暖麝煙微。
多情公子春留句,少思文君晝掩扉。
莫惜羊車頻列載,柳絲梅綻正芳菲。
卷804_38 《隔漢江寄子安
江南江北愁望,相思相憶空吟。
鴛鴦暖臥沙浦,鸂鶒閑飛橘林。
煙裏歌聲隱隱,渡頭月色沈沈。
含情咫尺千裏,況聽家家遠砧。
卷804_39 《寓言
紅桃處處春色,碧柳家家月明。
樓上新妝待夜,閨中獨坐含情。
芙蓉月下魚戲,螮蝀天邊雀聲。
人世悲歡一夢,如何得作雙成。
卷804_40 《江陵愁望寄子安
楓葉千枝復萬枝,江橋掩映暮帆遲。
憶君心似西江水,日夜東流無歇時。
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魚玄機 《代人悼亡》 |
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訳注解説 |
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漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ10000 |
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卷804_39 【寓言】魚玄機
寓言
(いつもふと考えるのは、おんなというものは、春の景色を産む、草木花鳥の華やかな時が一番なのか、それを過ぎれば、曠朗で一人さびしく、月明かりに、虹に、希望を持って生きるという事になるのか。)
紅桃處處春色,碧柳家家月明。
紅い桃の花がが、あちらでも、こちらでも、春景色にしてくれる。青色がましている柳のむこうに月の光にてらされた家々がある。
樓上新妝待夜,閨中獨坐含情。
高殿の上では、夜の新しい化粧も美しく待っている女がいる。その楼には部屋にひとりで、いつまでも坐ったきり、思わせぶりな態度の男を待っている。
芙蓉月下魚戲,螮蝀天邊雀聲。
月明かりのもとに池のはす葉、魚がたわむれて泳いでいる。大空に大きく虹がかかって、かささぎが聾をたてて、鳴いている。きっといいことがあるのでしょう。
人世悲歡一夢,如何得作雙成。
人世は、そのように、悲しみと喜びとが春の夜の夢ののようなもの。どうして、女が思う夢が、ふたつそろって遂げられないのでしょうか。
(寓言)
紅桃【こうとう】處處春色,碧柳【】家家月明。
樓上新妝【しんしょう】夜を待ち,閨中獨坐含情たり。
芙蓉月下魚戲れ,螮蝀【ていとう】天邊雀聲く。
人世 悲歡の一夢,如何んして雙成【そうせい】を作すを得ん。
『寓言』 現代語訳と訳註
(本文)
紅桃處處春色,碧柳家家月明。
樓上新妝待夜,閨中獨坐含情。
芙蓉月下魚戲,螮蝀天邊雀聲。
人世悲歡一夢,如何得作雙成。
(下し文)
(寓言)
紅桃【こうとう】處處春色,碧柳【】家家月明。
樓上新妝【しんしょう】夜を待ち,閨中獨坐含情たり。
芙蓉月下魚戲れ,螮蝀【ていとう】天邊雀聲く。
人世 悲歡の一夢,如何んして雙成【そうせい】を作すを得ん。
(現代語訳)
(いつもふと考えるのは、おんなというものは、春の景色を産む、草木花鳥の華やかな時が一番なのか、それを過ぎれば、曠朗で一人さびしく、月明かりに、虹に、希望を持って生きるという事になるのか。)
紅い桃の花がが、あちらでも、こちらでも、春景色にしてくれる。青色がましている柳のむこうに月の光にてらされた家々がある。
高殿の上では、夜の新しい化粧も美しく待っている女がいる。その楼には部屋にひとりで、いつまでも坐ったきり、思わせぶりな態度の男を待っている。
月明かりのもとに池のはす葉、魚がたわむれて泳いでいる。大空に大きく虹がかかって、かささぎが聾をたてて、鳴いている。きっといいことがあるのでしょう。
人世は、そのように、悲しみと喜びとが春の夜の夢ののようなもの。どうして、女が思う夢が、ふたつそろって遂げられないのでしょうか。
(訳注)
寓言
1. (いつもふと考えるのは、おんなというものは、春の景色を産む、草木花鳥の華やかな時が一番なのか、それを過ぎれば、曠朗で一人さびしく、月明かりに、虹に、希望を持って生きるという事になるのか。)
2. 「寓言」を内容を見ると「つれづれに」ということである。李億のもとめられる前、初期の作である。王維の田園楽の影響を受けて作ったものと思われる。
他の物事にことよせて意見や教訓を述べた言葉。 たとえ話。詩語としては「つれづれに」というところ。【寓言法】修辞法の一。言おうとすることを、比喩によって暗に悟ら せる手法。古代の哲学者荘子の寓言論にならって非論理の滑稽を事とする理論的に裏付けようと試みたもの。
紅桃處處春色,碧柳家家月明。
紅い桃の花がが、あちらでも、こちらでも、春景色にしてくれる。青色がましている柳のむこうに月の光にてらされた家々がある。
3. 紅桃・碧柳 王維の六言詩に、「桃紅復た村雨を含み 柳緑更に朝煩を帯ぷ」の句がある。作者はそれを想起しながら、この作を作ったのかもしれない。
田園楽 七首 其六
桃紅復含宿雨、柳緑更帯春煙。
花落家童未掃、鶯啼山客猶眠。
1千門 |
2再見 |
3採菱 |
4芳草 |
5山下 |
6桃紅 |
7酌酒 |
春曉 孟浩然
春眠不覺曉,處處聞啼鳥。
夜來風雨聲,花落知多少。
春の眠りは心地よいので、夜が明けるのも分からずに眠ってしまう。ふと目覚めるとあちこちから鳥のさえずりが聞こえてくる。
そういえばゆうべの雨風の音が激しかったが、今朝の庭にはどれほどの花がたくさん散ったことだろう。
樓上新妝待夜,閨中獨坐含情。
高殿の上では、夜の新しい化粧も美しく待っている女がいる。その楼には部屋にひとりで、いつまでも坐ったきり、思わせぶりな態度の男を待っている。
4. ・新妝 新しく化粧すること。
5. ・閨中 閑は女のへや。
6. ・含情 風情のあること。感情を抑えて胸中に収めておく。思うことをそれとなくそぶるそぶりで見分けること。男の思わせぶりな態度ということ。
芙蓉月下魚戲,螮蝀天邊雀聲。
月明かりのもとに池のはす葉、魚がたわむれて泳いでいる。大空に大きく虹がかかって、かささぎが聾をたてて、鳴いている。きっといいことがあるのでしょう。
・芙蓉 蓮の異名。蓮の字は音レン、恋の音とおなじ。ここではその実の意味もふくめてよんでいる。
7. ・螮蝀 虹のこと。あでやかな女性を云う。「詩経」の鄘風に野焼を題にした作があり、「蝃蝀在東,莫之敢指,女子有行,遠父母兄弟。」(螮蝀、東に在り、これを敦へて指さすなし。女子行有り,父母兄弟遠る。)とある。
8. ・雀聲 かさきざが鳴くこという。前句の螮蝀により、喜び事が訪れる前ぶれの意。
人世悲歡一夢,如何得作雙成。
人世は、そのように、悲しみと喜びとが春の夜の夢ののようなもの。どうして、女が思う夢が、ふたつそろって遂げられないのでしょうか。
9. ・悲歡 歓は、よろこび。
10. ・雙成 女が思う夢が、ふたつそろって遂げられること。花街の女は、年をとっったらどうなるのか心配なのである。
11. ・如何 どうして‥・.・・できようぞ。なんとかして……したいものだの意。
王維 六言詩 桃紅 碧柳
田園楽七首其六
桃紅復含宿雨、柳緑更帯春煙。
花落家童未掃、鶯啼山客猶眠。
桃は紅にして、復(ま)た宿雨(しゅくう)を含み、
柳は緑にして、更に春煙(しゅんえん)を帯ぶ。
花落ちて 家僮 未(いま)だ掃(は)らわず、
鶯啼いて 山客 猶(な)お 眠る。
王 維 田園楽 七首 |
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1千門 |
2再見 |
3採菱 |
4芳草 |
5山下 |
6桃紅 |
7酌酒 |