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中国文学 李白・杜甫・韓愈・李商隠と女性詩 研究

詩の訳注解説をできるだけ物語のように解釈してゆく。中国詩を日本の詩に換えて解釈とする方法では誤訳されることになる。 そして、最終的には、時代背景、社会性、詩人のプロファイルなどを総合的に、それを日本人的な語訳解釈してゆく。 全体把握は同系のHPhttp://chubunkenkyu.byoubu.com/index.htmlを参照してもらいたい。

八、2.99 薛濤 《梅 》薛濤最終回 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9571

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八、2.99 薛濤 《梅 》薛濤最終回 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9571

八、2.99 薛濤 《梅 》薛濤最終回

 

20171127

の紀頌之"6"つの校注Blog

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説

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八、2.99 薛濤 《梅 》薛濤最終回 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9571

梅(少女のころ、自宅の庭にある梅の木を詠ったもの。)

梅の枝に咲く白梅の花が宝石のように見える、奥座敷の前にある一本の梅木に。よく見てみるとどうやら今朝数輪咲いたようなのです。

花の良さがわからない子供のいる家なのでしょうかいつも家の門を固く閉ざしている。せっかく春が来たというのにこんなことでは春の訪れを知らせてくれる意味がないというものですね。

 

 

 薛濤 99 《梅》

 

 

訳注解説 薛濤最終回

 

 

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ9571     

 

 

 

薛濤最終回

  

(梅)

白玉堂前一樹梅,今朝忽見數花開。

梅の枝に咲く白梅の花が宝石のように見える、奥座敷の前にある一本の梅木に。よく見てみるとどうやら今朝数輪咲いたようなのです。

兒家門尋常閉,春色因何入得來。

花の良さがわからない子供のいる家なのでしょうかいつも家の門を固く閉ざしている。せっかく春が来たというのにこんなことでは春の訪れを知らせてくれる意味がないというものですね。

 

白玉 堂前 一樹の梅あり、今朝 忽ち 数花の開くを見る。

兒家の門戸は 重重閉ざす、春色 何に困って 入り得來るらん。

 


『梅』 現代語訳と訳註

(本文)

白玉堂前一樹梅,今朝忽見數花開。

兒家門尋常閉,春色因何入得來。

 

 (下し文)

(梅)

白玉 堂前 一樹の梅あり、今朝 忽ち 数花の開くを見る。

兒家の門戸は 重重閉ざす、春色 何に困って 入り得來るらん。

 

(現代語訳)

梅(少女のころ、自宅の庭にある梅の木を詠ったもの。)

梅の枝に咲く白梅の花が宝石のように見える、奥座敷の前にある一本の梅木に。よく見てみるとどうやら今朝数輪咲いたようなのです。

花の良さがわからない子供のいる家なのでしょうかいつも家の門を固く閉ざしている。せっかく春が来たというのにこんなことでは春の訪れを知らせてくれる意味がないというものですね。

 

(訳注)

1.  梅(少女のころ、自宅の庭にある梅の木を詠ったもの。)

2. 唐◎蔣維翰《春女怨》:とされているが、詩中。「兒家門」とある所から、薛濤十四五のころの詩であろう。

 

白玉 堂前一樹梅,今朝忽見數花開。

梅の枝に咲く白梅の花が宝石のように見える、奥座敷の前にある一本の梅木に。よく見てみるとどうやら今朝数輪咲いたようなのです。

3. ・白玉 白く明るい宝玉。梅の枝に咲く白梅の花が宝石のように見える。李白『古朗月行』#1「小時不識月、呼作白玉盤。」

古朗月行 #1 李白 Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集 264/350

4. ・堂前 奥座敷の前

 

兒家門尋常閉,春色因何入得來。

花の良さがわからない子供のいる家なのでしょうかいつも家の門を固く閉ざしている。せっかく春が来たというのにこんなことでは春の訪れを知らせてくれる意味がないというものですね。

5. 兒家 子供を理由に遊びに来ない男をいうものか、ここでは、梅の木の花を風流に考えられない子供のような男ということであろう。薛濤の家の門戸と考えれば、

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プロフィール

HN:
漢文委員会 紀 頌之(きのあきゆき))
年齢:
77
性別:
男性
誕生日:
1946/09/10
職業:
文学者
趣味:
中国文学
自己紹介:
漢詩から唐・宋詩まで基本となる詩人・詩集を各全詩訳注解説してゆく、その中で、これまで他ブログに、掲載した女性の詩を、手を加えて、整理して掲載してゆく。
これまで日本では紹介されていないもの、誤訳の多かった詩などを、時代の背景、出自、その他関連するものなどから正しい解釈を進めてゆく。
毎日、20000文字掲載しているので、また、大病後で、ブログコミュニケーションが直ちに取ることができないけれど、精一杯努力してお返事いたします。

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