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中国文学 李白・杜甫・韓愈・李商隠と女性詩 研究

詩の訳注解説をできるだけ物語のように解釈してゆく。中国詩を日本の詩に換えて解釈とする方法では誤訳されることになる。 そして、最終的には、時代背景、社会性、詩人のプロファイルなどを総合的に、それを日本人的な語訳解釈してゆく。 全体把握は同系のHPhttp://chubunkenkyu.byoubu.com/index.htmlを参照してもらいたい。

八、2.20 薛濤 《朱槿花 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ8944

八、2.20 薛濤 《朱槿花 》

 

2017822

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

Ⅰ李白詩

(李白集校注)

745-030-#6巻166-13 鳴皋歌送岑徵君(卷七(一)五○六)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8939

 

 

 

 

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八、2.20 薛濤 《朱槿花 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ8944

朱槿花(このハイビスカスをみて「常に新しい美」「繊細美」「新しい恋」「勇ましさ」「華やか」「愛よよみがえれ」。ということを思って詠った)
朱い花弁がひらくと可愛い頬は露に似れている卓文君の生まれ変わりだろうか、司馬相如のような立派な男は、その若々しい女性といっしょに緑の草が雲が波打つようにすごしている。万物を創造し、変化していくこの大きな町において、その若々しい色と巧みさとは次第にすたれていく。それに伴って着飾る衣裳の色彩は色気たっぷりになっていき、香草をおき、香を焚きこめるようにそこにあるものを自分なりに変えてひきよせるというのが、このハイビスカスの花なのです。

 

 

 

 

薛濤詩 20 《朱槿花》

 

 

朱槿花
朱槿花(このハイビスカスをみて「常に新しい美」「繊細美」「新しい恋」「勇ましさ」「華やか」「愛よよみがえれ」。ということを思って詠った)
紅開露臉誤文君,司蒡芙蓉草綠云。
朱い花弁がひらくと可愛い頬は露に似れている卓文君の生まれ変わりだろうか、司馬相如のような立派な男は、その若々しい女性といっしょに緑の草が雲が波打つようにすごしている。
造化大都排比巧,衣裳色澤總薰薰。

万物を創造し、変化していくこの大きな町において、その若々しい色と巧みさとは次第にすたれていく。それに伴って着飾る衣裳の色彩は色気たっぷりになっていき、香草をおき、香を焚きこめるようにそこにあるものを自分なりに変えてひきよせるというのが、このハイビスカスの花なのです。
(朱槿の花)
紅く開いて露臉するは 文君に誤り,司蒡 芙蓉 草綠の雲。
造化して大都 比の巧に排し,衣裳 色澤 總て薰薰たり。

 

 

『朱槿花』 現代語訳と訳註
(
本文)
紅開露臉誤文君,司蒡芙蓉草綠云。
造化大都排比巧,衣裳色澤總薰薰。


(下し文)

(朱槿の花)
紅く開いて露臉するは 文君に誤り,司蒡 芙蓉 草綠の雲。
造化して大都 比の巧に排し,衣裳 色澤 總て薰薰たり。

 

(現代語訳)
朱槿花(このハイビスカスをみて「常に新しい美」「繊細美」「新しい恋」「勇ましさ」「華やか」「愛よよみがえれ」。ということを思って詠った)
朱い花弁がひらくと可愛い頬は露に似れている卓文君の生まれ変わりだろうか、司馬相如のような立派な男は、その若々しい女性といっしょに緑の草が雲が波打つようにすごしている。
万物を創造し、変化していくこの大きな町において、その若々しい色と巧みさとは次第にすたれていく。それに伴って着飾る衣裳の色彩は色気たっぷりになっていき、香草をおき、香を焚きこめるようにそこにあるものを自分なりに変えてひきよせるというのが、このハイビスカスの花なのです。


(訳注)
朱槿花
1.(このハイビスカスをみて「常に新しい美」「繊細美」「新しい恋」「勇ましさ」「華やか」「愛よよみがえれ」。ということを思って詠ったもの。)

1.朱槿花・佛桑華 雌蕊(メシベ)は長く、その周囲に多数の雄蕊(オシベ)が合体。葉が桑の葉に似ていることから佛桑華(ブッソウゲ).扶桑。仏桑。ハイビスカスは特に観賞用に栽培する園芸品種をいう。ハワイの州花。 ≪季・夏≫。

紅開露臉誤文君,司蒡芙蓉草綠云。
朱い花弁がひらくと可愛い頬は露に似れている卓文君の生まれ変わりだろうか、司馬相如のような立派な男は、その若々しい女性といっしょに緑の草が雲が波打つようにすごしている。
2.・露臉 ()(1)顔.(2)表情笑笑顔.(3) 体面,メンツ。面目を失う.(4) 物の前の部分.多く子供の)ほっぺた,顔.
・文君 中唐詩人は薛濤を卓文君に喩えて詠っている。これらの詩の訳注はこのブログに掲載「検索」で参照されたい。

紅梅0021

鄭谷『蜀中三首、其一』

馬頭春向鹿頭關,遠樹平蕪一望閒,
雪下文君沾酒市,雲藏李白讀書山,
江樓客恨黃梅後,村落人歌紫芋間,
堤月橋燈好時景,漢庭無事不征蠻。
元稹『寄贈薛濤』 
錦江滑膩蛾眉秀,幻出文君與薛濤。
言語巧
鸚鵡舌,文章分得鳳凰毛。
紛紛辭客多停筆,個個公卿欲夢刀。
後相思隔煙水,菖蒲花發五雲高。
魚玄機『和人』
茫茫九陌無知己,暮去朝來典繡衣。
寶匣鏡昏蟬鬢亂,博山爐暖麝煙微。
多情公子春留句,少思文君晝掩扉。
莫惜羊車頻列載,柳絲梅綻正芳菲。
3.
・卓文君 下句の「司蒡」と対句の末尾と先頭語という婦随を表している。
前漢時代、臨の大富豪である卓王孫の娘。司馬相如と恋に落ちて駆け落ちをする、愛情溢れる女性とされる。
『白頭吟』の初句に「皚如山上雪,皎若雲間月。」とある。成都の西にある臨邛は司馬相如が卓文君と恋に落ちて駆け落ちを始めたところ。男を惑わす女の居る所の意で使う。臨邛は、秦の時代に置かれた県名。現・四川省邛耒県。
4.
・司蒡 1 香りが発散する。よい香り。「芳紀・芳香・芳醇(ほうじゅん)2 花。「衆芳」3 よい評判。「遺芳」4 相手の物事に冠して敬意を表す語。司馬相如を指し、そのような男という意味。
・芙蓉 1 アオイ科の落葉低木。暖地の海岸近くに自生。葉は手のひら状に裂けていて、先がとがる。夏から秋、葉の付け根に淡紅色の大きな5弁花を開き、1日でしぼむ。園芸品種には白・紅などの花色や八重のものもある。蓮葉(れんよう)蓮は、芙蓉であり、その葉と花で性行為そのもをあらわし、恋の意が裏にふくまれている。また、蓮と恋とは同音である。・芙蓉 蓮の異名。蓮の字は音レン、恋の音とおなじ。ここではその実の意味もふくめてよんでいる。蓮の花。両頬が白粉により美しくなったことを蓮花にたとえていった。
葵科の落葉濯木。花は大形で淡紅色または白色であり、観賞用になる。「芙蓉」はハスの美称でもあることから、とくに区別する際には「木芙蓉」(もくふよう)とも呼ばれる。

温庭筠『楊柳枝』(之三)
禦柳如絲映九重,鳳凰窗映繡芙蓉。
景陽樓畔千條路,一面新妝待曉風。

温庭筠『玉胡蝶』
秋風淒切傷離,行客未歸時。
寒外草先衰,江南雁到遲。
芙蓉凋嫩臉,楊柳墮新眉。
搖落使人悲,腸斷誰得知?
・芙蓉凋嫩臉 芙蓉:若々しい女性を象徴するもの。凋嫩臉:精神的苦痛が頬をこけさせることを云う。
・楊柳墮新眉 楊柳:男女の若々しい様子を示すもので男女のいとなみも暗示させる。柳の葉の形の眉も若い女性がした化粧である。この聯は完全対句となっている。
/
○楊柳 楊柳は男女を示す。また楊は芸妓の色町を示す語である。柳は男性であるが、細柳は女性を示す語として、つかわれる。


造化大都排比巧,衣裳色澤總薰薰。
万物を創造し、変化していくこの大きな町において、その若々しい色と巧みさとは次第にすたれていく。それに伴って着飾る衣裳の色彩は色気たっぷりになっていき、香草をおき、香を焚きこめるようにそこにあるものを自分なりに変えてひきよせるというのが、このハイビスカスの花なのです。
5.・比巧 「比」は前句の芙蓉の若さを云い、巧はいろんなテクニックを云う。
6.
・色澤 色気たっぷりにする。
7.
・總薰薰 香草をおき、香を焚きこめて、そこにあるものを自分なりに変えてひきよせる。

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プロフィール

HN:
漢文委員会 紀 頌之(きのあきゆき))
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1946/09/10
職業:
文学者
趣味:
中国文学
自己紹介:
漢詩から唐・宋詩まで基本となる詩人・詩集を各全詩訳注解説してゆく、その中で、これまで他ブログに、掲載した女性の詩を、手を加えて、整理して掲載してゆく。
これまで日本では紹介されていないもの、誤訳の多かった詩などを、時代の背景、出自、その他関連するものなどから正しい解釈を進めてゆく。
毎日、20000文字掲載しているので、また、大病後で、ブログコミュニケーションが直ちに取ることができないけれど、精一杯努力してお返事いたします。

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