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中国文学 李白・杜甫・韓愈・李商隠と女性詩 研究

詩の訳注解説をできるだけ物語のように解釈してゆく。中国詩を日本の詩に換えて解釈とする方法では誤訳されることになる。 そして、最終的には、時代背景、社会性、詩人のプロファイルなどを総合的に、それを日本人的な語訳解釈してゆく。 全体把握は同系のHPhttp://chubunkenkyu.byoubu.com/index.htmlを参照してもらいたい。

八、2.48 薛濤 《十離詩十首 魚離池 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9186

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八、2.48 薛濤 《十離詩十首 魚離池 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9186

八、2.48 薛濤 《十離詩十首 魚離池 》

 

2017104

の紀頌之"6"つの校注Blog

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説

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八、2.48 薛濤 《十離詩十首 魚離池 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9186

(魚が池をはなれる)
深い池にもう四五年も養飼されて、のびのびと跳ねまわって遊でいたのです、。あかい尾を振り動かしながら、釣針の餌をうまく食べるのが欒しいいつものことでありました。
ところが、ふとしたはずみに、蓮の茎をおしひらき、折ってしまったものだから、池を追われ、それからはもうその美しい池の水の中で、遊びまわることは許されないことになってしまったのです。


 

 

 

薛濤詩 

 

 

40十離詩十-幷序

元徴之使蜀。巌司空遣涛往事。因事獲怒。遠之。涛作十離詩以献。逐復善焉。

41.犬離主

出入朱門四五年,為知人意得人憐。 近緣咬著親知客,不得紅絲毯上眠。

42. 犬離主

元徴之使蜀。巌司空遣涛往事。因事獲怒。遠之。涛作十離詩以献。逐復善焉。

43. 筆離手
越管宣毫始稱情,紅箋紙上撒花瓊。 都緣用久鋒頭盡,不得羲之手里擎。 

44. 馬離

雪耳紅毛淺碧蹄,追風曾到日東西。 為驚玉貌郎君墜,不得華軒更一嘶。 

45.  鸚鵡離籠
隴西獨自一孤身,飛去飛來上錦茵。都緣出語無方便,不得籠中再喚人。

46. 燕離巢

出入朱門未忍,主人常愛語交交。銜泥穢珊瑚枕,不得梁間更壘巢。

47. 珠離掌

皎潔圓明外通,清光似照水晶宮。只緣一點玷相穢,不得終宵在掌中。

48. 鷹離鞲
爪利如鋒眼似鈴,平原捉兔稱高情。無端竄向青云外,不得君王臂上擎。

49. 鷹離鞲
爪利如鋒眼似鈴,平原捉兔稱高情。無端竄向青云外,不得君王臂上擎。

50. 竹離亭

蓊郁新栽四五行,常將勁節負秋霜。 為緣春筍鑽牆破,不得垂陰覆玉堂。

51. 鏡離台

鑄瀉黃金鏡始開,初生三五月徘徊。 為遭無限塵蒙蔽,不得華堂上玉台。

 

 

 

 

薛濤詩 48 《十離詩十首 魚離池》

    


 

魚離池
(魚が池をはなれる)
跳躍深池四五秋,常搖朱尾弄綸鉤。
深い池にもう四五年も養飼されて、のびのびと跳ねまわって遊でいたのです、。あかい尾を振り動かしながら、釣針の餌をうまく食べるのが欒しいいつものことでありました。
無端擺斷芙蓉,不得清波更一游。
ところが、ふとしたはずみに、蓮の茎をおしひらき、折ってしまったものだから、池を追われ、それからはもうその美しい池の水の中で、遊びまわることは許されないことになってしまったのです。



『魚離池』 現代語訳と訳註
(
本文)
 魚離池
跳躍深池四五秋,常搖朱尾弄綸鉤。
無端擺斷芙蓉
,不得清波更一游。


(下し文)
魚、池を離る
深き池に 跳躍すること 四五秋、常に 朱尾を搖して綸鉤を弄す。
端なくも 芙蓉の采を滞断し、清波 更に一游することを、得ず。



(現代語訳)
(魚が池をはなれる)
深い池にもう四五年も養飼されて、のびのびと跳ねまわって遊でいたのです、。あかい尾を振り動かしながら、釣針の餌をうまく食べるのが欒しいいつものことでありました。
ところが、ふとしたはずみに、蓮の茎をおしひらき、折ってしまったものだから、池を追われ、それからはもうその美しい池の水の中で、遊びまわることは許されないことになってしまったのです。


(訳注)
魚離池
(魚が池をはなれる)


跳躍深池四五秋,常搖朱尾弄綸鉤。
深い池にもう四五年も養飼されて、のびのびと跳ねまわって遊でいたのです、。あかい尾を振り動かしながら、釣針の餌をうまく食べるのが欒しいいつものことでありました。
・跳躍 おどりあがる。自由にできたことを云う。
・深池 深池はのびのびと生活できたことをいうものである。
・綸釣 綸は糸。鈎はかぎ。釣糸と釣針。


無端擺斷芙蓉,不得清波更一游。
ところが、ふとしたはずみに、蓮の茎をおしひらき、折ってしまったものだから、池を追われ、それからはもうその美しい池の水の中で、遊びまわることは許されないことになってしまったのです。
・擺斷 擺はひらく。おしひらく。断は切る。
・芙蓉 蓮の異名。
 ここは茎。

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プロフィール

HN:
漢文委員会 紀 頌之(きのあきゆき))
年齢:
78
性別:
男性
誕生日:
1946/09/10
職業:
文学者
趣味:
中国文学
自己紹介:
漢詩から唐・宋詩まで基本となる詩人・詩集を各全詩訳注解説してゆく、その中で、これまで他ブログに、掲載した女性の詩を、手を加えて、整理して掲載してゆく。
これまで日本では紹介されていないもの、誤訳の多かった詩などを、時代の背景、出自、その他関連するものなどから正しい解釈を進めてゆく。
毎日、20000文字掲載しているので、また、大病後で、ブログコミュニケーションが直ちに取ることができないけれど、精一杯努力してお返事いたします。

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