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中国文学 李白・杜甫・韓愈・李商隠と女性詩 研究

詩の訳注解説をできるだけ物語のように解釈してゆく。中国詩を日本の詩に換えて解釈とする方法では誤訳されることになる。 そして、最終的には、時代背景、社会性、詩人のプロファイルなどを総合的に、それを日本人的な語訳解釈してゆく。 全体把握は同系のHPhttp://chubunkenkyu.byoubu.com/index.htmlを参照してもらいたい。

八、2.47 薛濤 《十離詩十首 珠離掌 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9179

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八、2.47 薛濤 《十離詩十首 珠離掌 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9179

八、2.47 薛濤 《十離詩十首 珠離掌 》

 

2017103

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説

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八、2.47 薛濤 《十離詩十首 珠離掌 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9179

(掌中で愛玩されていたが棄てられた玉。)
白くけがれがなく、まるくて明かるく透明な玉がある。その清らかに光っているありさまは、照りかがやいている水晶宮のように美しい。
ところが、たった一つ、小さなきずが生じて、それがよごれとなってしまったのだ。今まではずっと一日中、掌中に愛玩されていたというのに、棄てられてしまった。


 

 

 

薛濤詩 

 

40十離詩十-幷序

元徴之使蜀。巌司空遣涛往事。因事獲怒。遠之。涛作十離詩以献。逐復善焉。

41.犬離主

出入朱門四五年,為知人意得人憐。 近緣咬著親知客,不得紅絲毯上眠。

42. 犬離主

元徴之使蜀。巌司空遣涛往事。因事獲怒。遠之。涛作十離詩以献。逐復善焉。

43. 筆離手
越管宣毫始稱情,紅箋紙上撒花瓊。 都緣用久鋒頭盡,不得羲之手里擎。 

44. 馬離

雪耳紅毛淺碧蹄,追風曾到日東西。 為驚玉貌郎君墜,不得華軒更一嘶。 

45.  鸚鵡離籠
隴西獨自一孤身,飛去飛來上錦茵。都緣出語無方便,不得籠中再喚人。

46. 燕離巢

出入朱門未忍,主人常愛語交交。銜泥穢珊瑚枕,不得梁間更壘巢。

47. 珠離掌

皎潔圓明外通,清光似照水晶宮。只緣一點玷相穢,不得終宵在掌中。

48. 鷹離鞲
爪利如鋒眼似鈴,平原捉兔稱高情。無端竄向青云外,不得君王臂上擎。

49. 鷹離鞲
爪利如鋒眼似鈴,平原捉兔稱高情。無端竄向青云外,不得君王臂上擎。

50. 竹離亭

蓊郁新栽四五行,常將勁節負秋霜。 為緣春筍鑽牆破,不得垂陰覆玉堂。

51. 鏡離台

鑄瀉黃金鏡始開,初生三五月徘徊。 為遭無限塵蒙蔽,不得華堂上玉台。

 

 

 

 

薛濤詩 44 《十離詩十首 珠離掌

 

有名な「十離詩」(40)が、元稹のところの家宴に列して、酒に酔い、酒令のことから盃?を投げて、元稹の甥の脚を傷つけ、元稹の気嫌を損じておわれたことに原因して作られたという。の詩中に、「四、五年」および 「四五秋」の語がある。「全唐詩」 の註には、これを彼女が厳司空(厳綬)によって元稹のもとへ派遣されたときのこととである。


鸚鵡離籠
(籠を離れた鸚鵡。)
隴西獨自一孤身,飛去飛來上錦茵。
シルクロードを経て隴西から連れられて來られた 一羽の鸚鵡がいます。ある日籠から飛び出して、あちらこちらを飛びまわり、そして美しい敷物の上にとまったというのです。
都緣出語無方便,不得籠中再喚人。
言葉を話しても適宜なことばを使うことが出来ない。さてどう人を呼んだらよいか、寵の中に戻ることができない。

(鸚鵡、寵を離る)

隴西 獨自 一孤身、飛び去り飛び來って錦茵に上る。

都て 出語 方便なきに 緣って、籠中に 再び人を喚ぶを 得ず。

 

46 燕離巢 75
燕離巢
(巣から追い出された燕。)
出入朱門未忍,主人常愛語交交。
身分の高いお方の顕官のお邸に、朱門から出入りするようになったが、その家の主人は女を打ち棄てるのもかわいそうだと考えられ、かえってチュッチュッと鳴いているのを、いつもかわいがっている。
銜泥穢珊瑚枕,不得梁間更壘巢。
巣をつくるために口にくわえて運んでいた泥を落として、さんごの飾りのついた枕をよごしてしまう。追い出され、もはや梁の上に巣をつくることはできないことになってしまった。

 

(燕、巣を離る)

朱門に出入して 未だ【なげう】つに忍びず、主人 常に愛す 語 交交なるを。

泥を銜んで 珊瑚の枕を 穢汚す、梁間 更に巣を壘するを 得ず。

   

珠離掌
(掌中で愛玩されていたが棄てられた玉。)
皎潔圓明外通,清光似照水晶宮。
白くけがれがなく、まるくて明かるく透明な玉がある。その清らかに光っているありさまは、照りかがやいている水晶宮のように美しい。
只緣一點玷相穢,不得終宵在掌中。
ところが、たった一つ、小さなきずが生じて、それがよごれとなってしまったのだ。今まではずっと一日中、掌中に愛玩されていたというのに、棄てられてしまった。



『珠離掌』 現代語訳と訳註
(
本文)
 
珠離掌

皎潔圓明外通,清光似照水晶宮。
只緣一點玷相穢,不得終宵在掌中。


(下し文)
(珠、掌を離る。
皎潔【こうけつ】圓明【えんめい】
外 通ず,清光は水晶宮を照すに似たり。
只だ 一點 玷の相い穢【けが】すに緣って,終宵【しゅうしょう】掌中に在るを得ず。


(現代語訳)
(掌中で愛玩されていたが棄てられた玉。)
白くけがれがなく、まるくて明かるく透明な玉がある。その清らかに光っているありさまは、照りかがやいている水晶宮のように美しい。
ところが、たった一つ、小さなきずが生じて、それがよごれとなってしまったのだ。今まではずっと一日中、掌中に愛玩されていたというのに、棄てられてしまった。


(訳注)
珠離掌
43. (掌中で愛玩されていたが棄てられた玉。)
44. ・掌 たなごころ。手のひら。掌中で愛玩されていた。


皎潔圓明外通,清光似照水晶宮。
白くけがれがなく、まるくて明かるく透明な玉がある。その清らかに光っているありさまは、照りかがやいている水晶宮のように美しい。
45. ・皎潔 通音ではこうけつ。白くけがれのないこと。
46.
 ・内外通 外から内のなかまで見通しであること、透明。
47.
 ・水晶宮 水晶でつくった宮殿。「述異記」に、「闔閭、水晶宮、備さに珍巧を極む。皆、水府より出づ」とある。想像の宮殿。水晶宮とは大仰な。 春秋時代に呉王・闔閭がそんな建物を建てたとか、大秦国(ローマ帝国)にもあったとかと言われるが、わたしが反応したのはそれではない。闔閭(こうりょ、? - 紀元前496/在位:紀元前514 - 紀元前496年)は、中国春秋時代の呉の第6代の王。姓は姫。諱は光。家臣の孫武、伍子胥などの助けを得て、呉を一大強国へと成長させ覇を唱えたが、越王勾践に敗れ、子の夫差に復讐を誓わせて没した。春秋五覇の1人に数えられることがある。闔廬とも表記される。


只緣一點玷相穢,不得終宵在掌中。
ところが、たった一つ、小さなきずが生じて、それがよごれとなってしまったのだ。今まではずっと一日中、掌中に愛玩されていたというのに、棄てられてしまった。
48. ・只 一本に都に作る。すべてと読む。
49.
 ・砧 玉の傷ついた所。
50.
 ・終宵 一夜じゅう。それなりは一日中の意味。

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プロフィール

HN:
漢文委員会 紀 頌之(きのあきゆき))
年齢:
72
性別:
男性
誕生日:
1946/09/10
職業:
文学者
趣味:
中国文学
自己紹介:
漢詩から唐・宋詩まで基本となる詩人・詩集を各全詩訳注解説してゆく、その中で、これまで他ブログに、掲載した女性の詩を、手を加えて、整理して掲載してゆく。
これまで日本では紹介されていないもの、誤訳の多かった詩などを、時代の背景、出自、その他関連するものなどから正しい解釈を進めてゆく。
毎日、20000文字掲載しているので、また、大病後で、ブログコミュニケーションが直ちに取ることができないけれど、精一杯努力してお返事いたします。

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