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中国文学 李白・杜甫・韓愈・李商隠と女性詩 研究

詩の訳注解説をできるだけ物語のように解釈してゆく。中国詩を日本の詩に換えて解釈とする方法では誤訳されることになる。 そして、最終的には、時代背景、社会性、詩人のプロファイルなどを総合的に、それを日本人的な語訳解釈してゆく。 全体把握は同系のHPhttp://chubunkenkyu.byoubu.com/index.htmlを参照してもらいたい。

八、2.29 薛濤 《試新服裁制初成三首 其一 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9046

八、2.29 薛濤 《試新服裁制初成三首 其一 》

 

 

201793

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」。、現在、①李白集校注詩全詩、②昌黎先生集全40巻他全詩、③杜詩詳注、④花間集、⑤玉臺新詠、⑥薛濤詩 全訳注解説

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八、2.29 薛濤 《試新服裁制初成三首 其一 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ9046

(新しい着物を作ることができたのでお礼に三首を詠ってみました。)
節度使から、薛濤ら營枝の何人かが、美しい布地をもらった。薛濤はその布で新しい着物をつくって、そのお礼と感激をこの詩によみこんだもの。
仙人の紫陽宮(ここでは剣南西川節度使署を示す)から、あかいあやぎぬを頂いたのです。その宮殿は、海路はるかに仙霧のたちこめたあたりにあり、俗人の容易には出入できぬ尊いところです。ちょうどあの月宮殿にもたとえるべきところで、月のなかの兎は、この衣をつくるために、やわらかい毛をとられたにちがいない。
月の兎はかわいそうに、いかにも清らかで、俗塵のかけらさえも見られない寒がっていることだろう。わたしは毛で織られたこの衣はおかげでさむくはないのです。月宮殿の女仙嫦娥も、さあさ急いで織ったがよいぞと、年一度の天の川の上にかかる織星橋の方を指さして、笑いながら、天上の織女星にお命じになり、そのようにして織りなされたものであろう。
 

 

 

 

薛濤詩 

 


28. 聽僧吹蘆管

曉蟬鳴咽暮鶯愁,言語殷勤十指頭。
梵書勞一弄,散隨金磬泥清秋。

 

29. 試新服裁制初成三首 其一
紫陽宮里賜紅綃,仙霧朦朧隔海遙。
霜兔毳寒冰繭淨,嫦娥笑指織星橋。

 

30. 試新服裁制初成三首 其

九氣分為九色霞,五靈仙馭五云車。

春風因過東君舍,樣人間染百花。

 

31. 試新服裁制初成三首 其

長裾本是上清儀,曾逐群仙把玉芝。

每到宮中歌舞會,折腰齊唱步虛詞。

 

32.  斛石山書事

王家山水畫圖中,意思都盧粉墨容。

今日忽登虛境望,步搖冠翠一千峰。

 

33 西巖

憑闌卻憶騎鯨客,把酒臨風手自招。

細雨聲中停去馬,夕陽影里亂鳴蜩。

 

34.  題竹郎廟

竹郎廟前多古木,夕陽沉沉山更綠。

何處江村有笛聲,聲聲盡是迎郎曲。

 

35.  賦凌云寺二首 其一 

凌云寺里苔,風高日近纖埃。

橫云點染芙蓉壁,似待詩人寶月來。

 

36・ 賦凌云寺二首 其二

凌云寺里花,飛空繞磴逐江斜。

有時鎖得嫦娥鏡,鏤出瑤台五色霞。

 

37. 海棠溪

春教風景駐仙霞,水面魚身總帶花。

人世不思靈卉異,競將紅纈染輕沙。

 

28

聽僧吹蘆管

29

試新服裁制初成三首 其一

30

試新服裁制初成三首 其二 

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試新服裁制初成三首 其三

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斛石山書事

33

西巌

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題竹郎廟

35

賦凌云寺二首 其一

36

賦凌云寺二首 其二

37

海棠溪

   

試新服裁制初成三首 其一
(新しい着物を作ることができたのでお礼に三首を詠ってみました。)
節度使から、薛濤ら營枝の何人かが、美しい布地をもらった。薛濤はその布で新しい着物をつくって、そのお礼と感激をこの詩によみこんだもの。

紫陽宮里賜紅綃,仙霧朦朧隔海遙。
仙人の紫陽宮(ここでは剣南西川節度使署を示す)から、あかいあやぎぬを頂いたのです。その宮殿は、海路はるかに仙霧のたちこめたあたりにあり、俗人の容易には出入できぬ尊いところです。ちょうどあの月宮殿にもたとえるべきところで、月のなかの兎は、この衣をつくるために、やわらかい毛をとられたにちがいない。
霜兔毳寒冰繭淨,嫦娥笑指織星橋。
月の兎はかわいそうに、いかにも清らかで、俗塵のかけらさえも見られない寒がっていることだろう。わたしは毛で織られたこの衣はおかげでさむくはないのです。月宮殿の女仙嫦娥も、さあさ急いで織ったがよいぞと、年一度の天の川の上にかかる織星橋の方を指さして、笑いながら、天上の織女星にお命じになり、そのようにして織りなされたものであろう。

(二)
九氣分為九色霞,五靈仙馭五云車。
春風因過東君舍,
樣人間染百花。

(三)
長裾本是上清儀,曾逐群仙把玉芝。
每到宮中歌舞會,折腰齊唱步虛詞。


(新服の裁制を試み初めて成る三首其の一)
紫陽【しよう】宮里【きゅうり】紅綃【こうしょう】を賜う,仙霧【せんむ】朦朧【もうろう】海を隔てて遙かなり。
霜兔【そうと】毳【ぜい】寒うして冰繭【ひょうけん】淨し,嫦娥【じょうが】笑って指さす織星の橋。


(一)『試新服裁制初成三首 其一』現代語訳と訳註
(
本文)
 試新服裁制初成三首 其一
紫陽宮里賜紅綃,仙霧朦朧隔海遙。
霜兔毳寒冰繭淨,嫦娥笑指織星橋。


(下し文)
(新服の裁制を試み初めて成る三首其の一)
紫陽【しよう】宮里【きゅうり】紅綃【こうしょう】を賜う,仙霧【せんむ】朦朧【もうろう】海を隔てて遙かなり。
霜兔【そうと】毳【ぜい】寒うして冰繭【ひょうけん】淨し,嫦娥【じょうが】笑って指さす織星の橋。


(現代語訳)
(新しい着物を作ることができたのでお礼に三首を詠ってみました。)
節度使から、薛濤ら營枝の何人かが、美しい布地をもらった。薛濤はその布で新しい着物をつくって、そのお礼と感激をこの詩によみこんだもの。
仙人の紫陽宮(ここでは剣南西川節度使署を示す)から、あかいあやぎぬを頂いたのです。その宮殿は、海路はるかに仙霧のたちこめたあたりにあり、俗人の容易には出入できぬ尊いところです。ちょうどあの月宮殿にもたとえるべきところで、月のなかの兎は、この衣をつくるために、やわらかい毛をとられたにちがいない。
月の兎はかわいそうに、いかにも清らかで、俗塵のかけらさえも見られない寒がっていることだろう。わたしは毛で織られたこの衣はおかげでさむくはないのです。月宮殿の女仙嫦娥も、さあさ急いで織ったがよいぞと、年一度の天の川の上にかかる織星橋の方を指さして、笑いながら、天上の織女星にお命じになり、そのようにして織りなされたものであろう。


(訳注)
試新服裁制初成三首 其一

1.
 (新しい着物を作ることができたのでお礼に三首を詠ってみました。)
2.
 ・裁製 きぬを裁って着物につくること。
節度使から、薛濤ら營枝の何人かが、美しい布地をもらった。薛濤はその布で新しい着物をつくって、そのお礼と感激をこの詩によみこんだもの。


紫陽宮里賜紅綃,仙霧朦朧隔海遙。
仙人の紫陽宮(ここでは剣南西川節度使署を示す)から、あかいあやぎぬを頂いたのです。その宮殿は、海路はるかに仙霧のたちこめたあたりにあり、俗人の容易には出入できぬ尊いところです。ちょうどあの月宮殿にもたとえるべきところで、月のなかの兎は、この衣をつくるために、やわらかい毛をとられたにちがいない。
3. ・紫陽宮(しょぅきゅう) 昔から神仙の号として紫陽の二字が使われている。周の穆王の時の李八百は紫陽真君とよばれたし、漢の周義山も紫陽真人と号した。たがって紫陽官は、神仙の住む宮殿。こではそれをもって節度使の官署を、尊いところとしてほのめかしている。
4.
 ・紅綃 綃はうすぎぬ。またあやぎぬ。紅はその色。
5.
 ・朦朧 おぼろげなさま。
6.
 ・隔海迄 東海に蓬莱・方丈・瀛州といぅ神仙の住む三つの島があるという神話から、紫陽宮もそこにあるもののごとくうたったもの。


霜兔毳寒冰繭淨,嫦娥笑指織星橋。
月の兎はかわいそうに、いかにも清らかで、俗塵のかけらさえも見られない寒がっていることだろう。わたしは毛で織られたこの衣はおかげでさむくはないのです。月宮殿の女仙嫦娥も、さあさ急いで織ったがよいぞと、年一度の天の川の上にかかる織星橋の方を指さして、笑いながら、天上の織女星にお命じになり、そのようにして織りなされたものであろう。

7. ・霜兔 白兎。月中にいるという神話的兎。
8.
 ・ にこげ。柔い毛。
9.
 ・冰繭 淡蚕の繭から取った糸は火にも焼けぬという。「拾遺記」に、「員晴山のなかに、氷蚕を産する。長さ七寸、霜や雪におおわれている。始めて薪を成すに、五色のものができる。織って錦にすると、水に入れても濡れず、火に投げこんでも焼けない」とある。
10.
 ・嫦娥/姮娥 『准南子』に「翠、不死の薬を西王母に請ふ。その妻檀紙、これを病みて月官に奔る」とみえる。・誇蛾 恒蛾、嫦娥、常娥、娥娥 蛾娥など 神話中の女性。神話の英雄、羿(がい)が西方極遠の地に存在する理想国西王母の国の仙女にお願いしてもらった不死の霊薬を、その妻の嫦娥がぬすみ飲み、急に身軽くなって月世界まで飛びあがり月姫となった。漢の劉安の「淮南子」覧冥訓に登場する。なお、魯迅(1881l936)にこの神話を小説化した「羿月」がいげつと題する小説がある。ここでは占いの雰囲気作りにはみょうれいな女性の神、巫女の登場というシチュエーションというところか。 
11.
 ・織星橋 織女星は、銀河をさしはさんで牽牛星と向かいあい、年に一度だけ七月七日の夜に、この橋を渡り、牽牛星と会うという神話がある。天の川には橋はなく薛濤だけがこういう表現をしている。

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プロフィール

HN:
漢文委員会 紀 頌之(きのあきゆき))
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1946/09/10
職業:
文学者
趣味:
中国文学
自己紹介:
漢詩から唐・宋詩まで基本となる詩人・詩集を各全詩訳注解説してゆく、その中で、これまで他ブログに、掲載した女性の詩を、手を加えて、整理して掲載してゆく。
これまで日本では紹介されていないもの、誤訳の多かった詩などを、時代の背景、出自、その他関連するものなどから正しい解釈を進めてゆく。
毎日、20000文字掲載しているので、また、大病後で、ブログコミュニケーションが直ちに取ることができないけれど、精一杯努力してお返事いたします。

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