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中国文学 李白・杜甫・韓愈・李商隠と女性詩 研究

詩の訳注解説をできるだけ物語のように解釈してゆく。中国詩を日本の詩に換えて解釈とする方法では誤訳されることになる。 そして、最終的には、時代背景、社会性、詩人のプロファイルなどを総合的に、それを日本人的な語訳解釈してゆく。 全体把握は同系のHPhttp://chubunkenkyu.byoubu.com/index.htmlを参照してもらいたい。

八、2.7 薛濤 《春望詞四首 其一 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ8866

薛濤 《春望詞四首 其一 》

 

 

201769

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八、2.7 薛濤 《春望詞四首 其一 》 漢文委員会kanbuniinkai 紀 頌之 ブログ8866

(約束の春が来て、すでに花が落ちるころになっても、あの人は来ない、今度は私がそこに行きますと詠う)

花さく季節が来ました。でもこの同じ場所で同じときに観賞することはないのです。花が落ちる季節になってもその悲しみを一緒にすることはないのですお聞きしたいことがあります。あなたがわたしのことを思ってくださる場所のことを。それがわかったら私がその場所に飛んで行って花さくときから花が散る時まで一緒に過ごしたいと思います。

地方の官妓(4

 

 官妓は地方長官の管轄下にあったので、長官が完全に支配し、常に彼らの私有財産のようになっていた。長官たちは「花魁を独占する」ことができたので、彼女たちを勝手に人に贈ったり、また人から奪ったりすることができた。張褐は晋州(山西省臨扮県)の長官になると、愛する営妓を外に囲って一子をもうけた。このように官妓を側室にした例は記録に少なくない。歌妓の張好好は江西の沈公の管轄下にあった。後に沈公は宜城(安徽省宣城県)の鎖守となって転任すると、張好好を宣城の官妓の籍に移した。また、白居易は杭州刺史の任にあったが任地を離れる時、歌妓をつれて洛陽に帰った。しかし、後に披女を銭唐(浙江省杭州)に送り返した。また、杜晦が常州(江蘇省武進県)の官を辞任した時、郡守の李晦が送別の宴を開いた。杜は辞去する時、営妓の朱娘に別れを告げ挟で顔をおおい大いに泣いた。それを見て李は、「こんなはすっぱの妓女など、員外郎の貴方さまが御入り用なら仰ってください。何の遠慮がございましざっ」と言い、この営妓を杜に連れて行かせた。また、蔀宜僚は新羅に使節として赴く途中、青州(山東省益都県)を通った時、飲妓(酒席の接待をする妓女)の段東美という妓女を見初めた。すると、節度使はすぐ彼女を贈呈した。また、剌史の戎晟は管轄下にある一歌妓と情を通じていた。しかし上官である節度使の于岨が所望したので差し上げざるをえなかった。後に于頓は彼女を戎竪に返した。また、李晟は剣南(四川省一帯)に軍を率いて行き、帰る時成都の官妓高氏というものを連れ去ったので、成都の長官張延賞は人を派して取り返した。

1. 井梧吟

庭除一古桐,聳干入雲中。
枝迎南北鳥,葉送往來風。
 

2. 鴛鴦草
綠英滿香砌,兩兩鴛鴦小。
春日長,不管秋風早。 

3. 池上雙鳧 
雙棲綠池上,朝去暮飛還。 
更憶將雛日,同心蓮葉間。
 

4. 
獵蕙微風遠,飄弦唳一聲。
林梢明淅瀝,松徑夜淒清。
 

5. 月
魄依鉤樣小,扇逐漢機團。 
細影將圓質,人間幾處看。
 

6. 

露滌音清遠,風吹故葉齊。 
聲聲似相接,各在一枝棲。

 春望詞四首 
花開不同賞,花落不同悲。 
 
欲問相思處,花開花落時。 
  
草結同心,將以遺知音。 
 
春愁正斷
,春鳥復哀吟。 
  
風花日將老,佳期猶渺渺。 
 
不結同心人,空結同心草。 
  
10 
那堪花滿枝,翻作兩相思。 
 
玉箸垂朝鏡,春風知不知。 



 

 

 

薛濤詩 《春望詞四首 其一》

 


春望詞四首
(約束の春が来て、すでに花が落ちるころになっても、あの人は来ない、今度は私がそこに行きますと詠う)

花開不同賞,花落不同悲。
花さく季節が来ました。でもこの同じ場所で同じときに観賞することはないのです。花が落ちる季節になってもその悲しみを一緒にすることはないのです
欲問相思處,花開花落時。

お聞きしたいことがあります。あなたがわたしのことを思ってくださる場所のことを。それがわかったら私がその場所に飛んで行って花さくときから花が散る時まで一緒に過ごしたいと思います。

春 望 四首
花開くも 同に賞せず、花落つるも 同に悲まず。
問はんと欲す 相思の處、花開き花落つるの時。



『春望詞四首』 現代語訳と訳註
(
本文)
春望詞四首

花開不同賞,花落不同悲。
欲問相思處,花開花落時。


(下し文)
(
春 望 四首)
花開くも 同に賞せず、花落つるも 同に悲まず。
問はんと欲す 相思の處、花開き花落つるの時。


(現代語訳)
(約束の春が来て、すでに花が落ちるころになっても、あの人は来ない、今度は私がそこに行きますと詠う)

花さく季節が来ました。でもこの同じ場所で同じときに観賞することはないのです。花が落ちる季節になってもその悲しみを一緒にすることはないのです
お聞きしたいことがあります。あなたがわたしのことを思ってくださる場所のことを。それがわかったら私がその場所に飛んで行って花さくときから花が散る時まで一緒に過ごしたいと思います。


(訳注)
春望詞四首

(約束の春が来て、すでに花が落ちるころになっても、あの人は来ない、今度は私がそこに行きますと詠う)

春になっても来てくれない客がどうしているのかあいさつ代わりに贈った詩で、通り一遍の手紙、一般的な詩ではなくこのような詩は上品であっても心をかなり動かすなかなかのテクニックである。
自分の気持ちを表に出してはいけない時代である。したがって、日本における訳注はどうも間違ったものが多く、参考にならない。


薛濤が尊敬した杜甫の同題詩。
春望  ―長安   
國破山河在,城春草木深。
感時花濺涙,恨別鳥驚心。
烽火連三月,家書抵萬金。
白頭掻更短,渾欲不勝簪。
野望  ―秦州
清秋望不極,迢遞起層陰。
遠水兼天淨,孤城隱霧深。
葉稀風更落,山迥日初沈。
獨鶴歸何晚?昏鴉已滿林。
野望 ―成都 
西山白雪三城戍,南浦清江萬裡橋。
風塵諸弟隔,天涯涕淚一身遙。
惟將遲暮供多病,未有涓埃答聖朝。
跨馬出郊時極目,不堪人事日蕭條!

 


花開不同賞,花落不同悲。
花さく季節が来ました。でもこの同じ場所で同じときに観賞することはないのです。花が落ちる季節になってもその悲しみを一緒にすることはないのです


欲問相思處,花開花落時。
お聞きしたいことがあります。あなたがわたしのことを思ってくださる場所のことを。それがわかったら私がその場所に飛んで行って花さくときから花が散る時まで一緒に過ごしたいと思います。

 

 

昭和の初めから中期にかけて訳されたもの。全く頓珍漢な訳文としか言いようがない。
漢文大系15 の訳
春です。花が咲けばうれしいものですが、愛するあなたといっしょに、そのうれしさをともにして、賞でることもかなわず、また花が散るのはさびしいものですが、さびしいとて、ごいっしょにさびしがることもできない今のあたし。さて、愛するあなたは、そちらで、花が嘆き花が散る釘をごらんになって、おひとりで、どんな思いをしていらっしゃるのでしょうか?- (あなたも、さぞかしさびしい思いでいらやることと思われます。しかしまたあるいは、わたくしのことなどお忘れになって、そちらの美しい方と浮かれておいでになるのではあるまいかという不安な気もいたします。いえいえ、あなたは決してそんなお方ではないはず、やっぱりきっとさびしがっておいでになるでしょう。そうだそうだ、それにちかいないと、自分にいい聞かせていますが、しかし、いかがでしょうか?


・那珂秀穂の訳。(支那歴朝閨秀詩抄-昭和十八年 地平社刊)
花咲きてうれしかるとも
花散りてかなしかるとも
いかがせむ 君はいづくに
ながむるや 咲きて散る花
・小田嶽夫・武田泰淳氏の「揚子江風土記」(昭和十六年 竜吟社刊)の訳。
花が咲いたら しぼんだら
かたりあひたいあのひとと
うれしかなしのむわのうち
花が咲くのに しぼむのに

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プロフィール

HN:
漢文委員会 紀 頌之(きのあきゆき))
年齢:
71
性別:
男性
誕生日:
1946/09/10
職業:
文学者
趣味:
中国文学
自己紹介:
漢詩から唐・宋詩まで基本となる詩人・詩集を各全詩訳注解説してゆく、その中で、これまで他ブログに、掲載した女性の詩を、手を加えて、整理して掲載してゆく。
これまで日本では紹介されていないもの、誤訳の多かった詩などを、時代の背景、出自、その他関連するものなどから正しい解釈を進めてゆく。
毎日、20000文字掲載しているので、また、大病後で、ブログコミュニケーションが直ちに取ることができないけれど、精一杯努力してお返事いたします。

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